アイコン 全国347店展開の飲食店「アンドモワ」/自己破産へ <東京> 新型コロナ関連倒産


飲食業のアンドモワ(株)(所在地:東京都港区芝2-12-15、代表:飛高和也)は10月29日、同日までに事業を停止、東京地裁へ自己破産申請する予定。

負債総額は約100億円。

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資本金は1億円。

同社は平成18年4月に設立された飲食業者で、個室居酒屋を全国展開していたものの、業績が低迷する中、新型コロナの影響で事業を断念、今回倒産の事態となった。
 
飲食業の新型コロナ関連としては最大の負債額となっている。

 

 アンドモワ(株)(東京)/自己破産へ


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破綻 要約版  JC-NET

1

破綻企業名

アンドモワ(株)

2

本社地

東京都港区芝2-12-15

3

代表

飛髙和也

4

設立

2015年9月、

5

資本金

1億円

6

売上高

2019年8月期、約180億円

7

事業

飲食業、347店舗展開

 

従業員

正社員500人、ほか合わせ計6000人(連結)

8

店舗名・業態

「柚柚~yuyu」

「酒と和みと肉と野菜」

「うまかばい」

バーやちゃんこ

「やきとり釜飯はん」

西武から「CASA」買収

「京風らーめん 糸ぐるま」

「竹取御殿」・「桜坂」など

9

破たん

2021年10月29日、

事業停止/自己破産申請の準備に入る

10

委任弁護士

判明しだい債権者に通知

11

裁判所

東京地方裁判所の予定

12

負債額

約100億円

13

破綻事由

同社は川中和幸氏が2006年4月、大阪で(株)川中商事を設立して、2013年までに「竹取御殿」や「桜坂」といった個室居酒屋を350店舗あまり展開していた会社を起源とする。川中氏は2015年10月に、飲食経営コンサルとして設立されたばかりのアンドモア(株)に事業譲渡していた。譲渡を受けたアンドモアにより、さらに事業領域は拡大され、今日に至っていた。しかし、空前の企業利益が出るアベノミクス下、消費税増税による消費不況に不採算店舗の撤退など相次ぎ業績が悪化する中、昨年3月からの新コロナ感染拡大により大打撃を受け、テナント運営会社から賃料請求、一部一時賃金未払い問題まで発生し、窮地に追い込まれていた。今10月に国による緊急事態宣言は解除されたものの、同社は運営資金が枯渇し再開できず、今回の事態に至った。

飲食業界全体が新コロナにより疲弊した現在、傘下店舗群の店舗を譲渡できるか破産管財人の手腕も今後問われ、成り行きが注目される。

特記

各地の店舗

347店舗

北海道

5店

東北

17

関東

112店

中部

61店

近畿

111店

中四国

23店

九州

18店

 

[ 2021年11月 2日 ]
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