ケーキ屋の「フリュティエ」ほか1社/特別清算開始命令 <東京>
洋菓子店の(株)フリュティエ(所在地:東京都中央区八重洲2丁目*** )と(株)サラニ(所在地:東京都中央区八重洲2丁目*** )は11月24日付、東京地裁において特別清算開始命令を受けました。官報より参照。
事件番号は令和3年(ヒ)第2078号・第2079号となっています。
※特別清算とは、
株式会社に限られた清算手続きのひとつ。解散して清算手続きに入った株式会社が、債務超過などで清算の遂行に著しく支障をきたした場合などにおいて、裁判所の下で清算業務を行なうことができる。
特別清算は債権者の多数決で分配額を決め、債権調査・確定の手続きがなく、原則として従前の清算人がそのまま清算手続きを行なえる。
また、休眠会社や子会社などを清算して事業譲渡することに頻繁に使われる。
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破綻 要約版 JC-NET |
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破綻企業名 |
(株)サラニ |
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登記本店 |
東京都中央区八重洲2-8-7 |
3 |
代表 |
代表清算人:河田保彦 |
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設立 |
1989年3月、 |
5 |
資本金 |
6000万円 |
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業種 |
ケーキ屋さん |
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関連会社 |
(株)フリュティエ(本店:同、代表:同)(同業) |
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売上高 |
以前のピーク期、2社合計で約20億円 |
9 |
破綻 |
2021年11月25日、 |
両社とも特別清算手続きの開始決定 |
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裁判所 |
東京地方裁判所 |
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破綻理由 |
両社はもともと岡山県瀬戸内市のケーキ屋さん、エクレアやワッフルなどのケーキを製造販売、サラニ社はインショップ展開、フリュティエ社はロードサイド展開していた。しかし、消費税増税などで消費不況が続き、ケーキが売れなくなる一方、両社は借入金により事業展開していたことから、借入金が膨らみ、経営不振に陥った。公的機関の再生ファンドに支援を求め、同社は昨年4月、事業分割、現業部門を地元企業に譲渡、両社は解散を決議して今回の会社清算となったもの。 |