アイコン 電力小売りの(株)ホープエナジー(福岡)/自己破産へ (株)ホープ子会社 負債300億


電力小売りの(株)ホープエナジー(所在地:福岡県福岡市中央区薬院1-14-5 MG薬院ビル、代表:時津孝康)は3月22日、親会社である(株)ホープが同社に対し破産手続き開始の申し立てを行うことを決議した。

負債総額は約300億円。

 

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資本金は1000万円。

同社は令和2年10月に設立した(株)ホープの子会社。

電力取引価格の高騰の影響で業績が低迷する中、事業を断念、今回の事措置となった。


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破綻 要約版  JC-NET

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破綻企業名

(株)ホープエナジー

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本社地

福岡市中央区薬院1-14-5

3

代表

時津孝康

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設立

2020年10月、

5

資本金

1000万円

6

業種

持株会社の(株)ホープの子会社で電力やガスの小売事業

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売上高

ホープグループの売上高

2021年6月期、約326億円

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破綻

2022年3月22日、

親会社の(株)ホープが子会社の(株)ホープエナジーの破産を決議したもの。3~4月に自己破産申請の予定

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裁判所

未定

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負債額

約300億円

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破綻事由

同社は新電力事業者で、電気やガスの小売事業を営んでいた。親会社の(株)ホープは東証マザーズや福岡Qボードに上場する企業であるが、現業部門は子会社(株)ホープエナジーを新設し、同社は持株会社に移行していた。そうした中、2020年から21年にかけての冬場に電力不足が生じ、安価に設定していた電力代では到底まかえない高額のペナルティ価格(インパランス料金)で電力を購入せざるを得なくなり、21年1月に約68億円の赤字が発生、経産省の分割支払いの特例を利用するほか、増資や私募債などを発行して電力代を支払ったものの、2021年10月から再び電力料金が高騰し、そのインバランス料金を支払うことができず3月22日に配電事業者との契約が3月22日に解除されることから、今回の事態に至ったもの。

こうした事態は予想されていたことだが、電力自由化を急ぐ経産省はこうしたインパランスの制度設計を過小評価し、組み入れず、政策ミスにより、今回も含め多くの事業者が窮地に陥っている。

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リリース

https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/df7l18/

 

[ 2022年3月23日 ]
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