アイコン 西彼杵半島・海と島の暮らしのフォーラム(西海市)


告知

6月11日、西海市江島(えのしま)で何事かが起きているという情報が前々から寄せられていたことから、2泊3日の旅程で江島~平島を取材してきた。
フェリーが島に近づき船から眺める江島は海も空もとてもきれいな島だった。
江島のフェリー乗り降り場には柏木世次氏が会長を務める「一般社団法人・江島査問委員会」のメンバーというか柏木氏の配下が旧日本軍の憲兵隊にでもなったかの如く、来島者を査問していると聞いていた。

柏木査問委員会はコロナ禍を理由に、島に来る人に対し、マスクをしているか、何しに江島に来たか?、江島の誰を訪ねてきたのか?、江島では何処に泊まるのか?江島の何処を見て回るのか、江島には何日滞在するのか?
まるで特亜の独裁国家のような島に変貌していると噂では聞いていたから、柏木査問委員会のメンバーに会うのを楽しみにしていたが、我々が上陸した日は都合でも悪かったのか、柏木査問委員会の配下を見ることはなかった。

 

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次の日は漁船に乗って平島まで足を延ばしたが、柏木査問委員会の配下には遭遇することはなかった。
江島、平島の多くの人から取材して分かったことだが、特に江島の今は惨憺たる悲惨な状況に成り果てていることが現地を訪ねて改めて痛感させられた。
一人の漁業研修生によってここまで島が荒れ果ててしまうのか、洋上風力発電事業利権(金)によって、人間はここまで「悍ましく(おぞましい)」なれるのか、今回の取材では多くを学ばせて頂いた。

江島を特亜の独裁の島(柏木島)にしてはならないと痛切に感じた旅だった。
捨てる神あれば、拾う神あり、きょう、西海市から朗報が届いた。
下記のように西海市の有志が立ち上がったというのだ。

関 係 各 位
西彼杵半島
海と島の暮らしのフォーラム準備委員会・有志一同
ご 挨 拶
謹啓、時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、西海市江島の沖に計画されている洋上風力発電事業が国の再生エネルギー政策の一環として進められようとしております。
それに伴い西海市沖の国防のあり方、海洋環境問題、また、漁業振興のあり方や、島を愛し、島で暮らす人々の生活の変化など、諸々の課題が山積しております。
そうした中、今回、西彼杵半島の海と島を愛する有志一同が立ち上がり、来る令和4年8月27日(土)13時から大島オリーブベイホテル(牡丹の間)において「西彼杵半島・海と島の暮らしのフォーラム」を開催する運びとなりました。
つきましては、海洋技術立県長崎県、農水産業と観光の西彼杵半島の未来、今後益々の発展を多くの人達と語り合いたいと存じております。
多くの人が今回のフォーラムに賛同して頂けることを祈念し、一人でも多くの有志の参加をお待ちいたしております。
謹 白

趣 意 書
西海半島、海と島の暮らしを守るフォーラム
長崎県西海市は日本の西端にある西彼杵半島に位置し、その名前の通り「西の海」に面しており、西側には五島列島が並び、五島列島に沈む茜色した夕焼けがインスタ映えするところとして有名です。
北は国立公園の九十九島の島々、遠くには平戸島が見え、南は野母崎半島まで伸びる豊かな海が広がり、さらには長崎港、佐世保港の中間にあり、更に大村湾の入り口でもあり、長崎県にとって、地政学的にみてもとても重要な位置にあるのが西海市なのです。
また、西海市には松島、大島、寺島、崎戸蠣浦島、江島、平島と大小の島々が点在し、悠久の昔から島の人々は厳しい環境の中で助け合い、海や山の自然と共存しながら暮らしてきたのです。そんな島の人々を豊穣の海と山は優しく育んできたのです。
今でも西海の海に憧れ、魅了されて訪れる観光客も多く、また、西海地方にルーツを持つ人達にとって西海の海はかけがえのない故郷の海なのです。
ただ、少子化は西海市に浮かぶ島々も例外ではなく、島の高齢化や過疎化を加速させ、島の未来が危ぶまれるという現実に直面しているのです。
そのような状況を乗り越える策の一つとして国と自治体による漁業研修制度が始まり、一定の効果を発揮する反面、地域によってはメリットよりデメリット、大きな弊害となっている地域があることも忘れてはならない。

そんな中、西海市江島の沖合に国策の洋上風力発電事業の計画が持ち上がり、島の空気と風景は一変しながらも、多くの江島の人は洋上風力発電事業の実態と実情を知らされず、一部の事業者や一部の不心得者が欲に目が眩み蛮行・暴走行為を繰り返し、島の善男善女は蚊帳の外に置かれている現実がある。
県や国、またそれに係る多くの関係者の必死の努力の甲斐もなく、島の人は現状を把握していないという不幸な現実があることも事実としてあります。
江島洋上風力発電事業が推進することの正確なメリット、デメリットさえ十分に理解できていないというのが江島の現状なのです。
そこで今回、西彼杵半島共有の宝物である「江島の海」を守るための行動や、洋上風力発電事業によって江島がどう変わるのか、西彼杵半島海域での環境にどう影響するのか、洋上風力発電が国のFIT(固定買い取り制度)によって推進される以上、公正、公平、透明性は基本中の基本であり、電気を利用し、電気料金を支払うことになる長崎県民の一人として、無関心ではいられません。
これから江島沖洋上風力発電事業に参入を予定している企業の活動状況を見守り、周辺海域への影響が少ない事業活動の配慮、漁業振興の工夫などの取り組みを広げていくことが重要になってくるのです。

そこでこれから始めようとされる事業者、団体、個人を広く募集し、「西海半島うみしまフレンドシップ」として登録させて頂き、そして参加者の情報交換をしながら交流を育みつつ、西海半島の海と島と暮らしを守る輪を広げていきたいと考えております。
さらに、事業者、団体、個人などに、望ましい行動のガイドラインを次第に作成して提供することで、行動のレベルアップを促していきたいと考えております。
この「西海半島うみしまフレンドシップ」登録制度を普及していくことで、地域、団体、事業者、個⼈など の輪を広げていくキックオフとしてこのフォーラムを開催したいと考えております。
以 上

[ 2022年6月30日 ]
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