産業機械装置製造業の(株)オフィスエフエイ・コム/民事再生申請 <栃木> 負債60億
産業機械装置製造業の(株)オフィスエフエイ・コム(所在地:栃木県小山市楢木293-21、代表:飯野英城)は7月29日、東京地裁において民事再生法の適用を申請した。
負債総額は約60億円。
資本金は8500万円、従業員が350名。
同社は平成9年4月創業、平成11年10月法人化へ、過剰投資による資金繰りの悪化などにより、自力での事業継続を断念し、今回の措置となった。
申立代理人は「TMI総合法律事務」の相澤豪弁護士(電話番号:03-6438-5511)ほかが任命されている。
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倒産要約版 JC-NET版 |
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破綻企業名 |
(株)オフィスエフエイ・コム |
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本社地 |
栃木県小山市楢木293-31 |
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代表 |
飯野英城 |
4 |
創業 |
1997年 |
5 |
設立 |
1999年10月. |
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資本金 |
8500万円 |
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従業員 |
約350名 |
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業種 |
物流機器など産業機械装置、自動制御装置などのメーカー |
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売上高 |
2020年12月期、約77億円 |
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破綻 |
2022年7月29日. |
民事再生法の適用申請 |
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申請代理人 |
相澤豪弁護士(TMI総合法律事務所)ほか |
電話:03-6438-5511 |
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監督員 |
未定 |
電話: |
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裁判所 |
東京地方裁判所 |
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負債額 |
約60億円 |
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破綻理由 |
同社は自動車・電機、食品などのメーカーなどの物流、IOT関連の製造現場における自動化設備・装置の開発製造会社。個々のニーズに対応したソフトを開発し機械装置に組み込み、評価を得ていた。しかし、アベノミクス下、日本の製造企業は空前の利益を出していたにもかかわらず生産性向上の投資はせず、同社の業績向上には限りがある中、先行投資で「スマートファクトリーラボMINAMISOMA」を開設するなど、投資意欲は強かった。そうしたなか発生した今般の新コロナ事態、米バイデン政権の巨額経済対策投資により生じた米経済の急回復とバイデンインフレ、半導体も大幅な不足に陥り、同社も資材の高騰、半導体の不足の影響を大きく受け、納期ズレなどにより資金繰りにも窮するようになり、今回の民事再生の申請となった。 |