アイコン 首都圏の分譲マンション 22年半半期▲4.2%減の12716戸、価格1.5%上昇


不動産経済研究所が発表した22年上半期の首都圏の分譲マンションの発売状況は次のとおり。
◎発売は前年同期比▲4.2%減の1万2,716戸。2年ぶりの減少。
◎平均価格6,511万円、m2単価97.7万円。いずれも2年ぶりの上昇。
◎初月契約率は72.1%、▲0.4Pダウンも2年連続の70%台。
◎下半期の供給予想は2万戸、22年年間では約3.25万戸に。

1.発売戸数
・1万2,716戸、前年同期(1万3,277戸)比561戸、4.2%減。(過去最多は'00年の4万6,816戸)。

2、エリア別発売戸数の内訳は
東京23区5は,390戸(シェア42.4%)、
東京都下は1,023戸(同8.0%)、
神奈川県は3,066戸(同24.1%)、
埼玉県は1,685戸(同13.3%)、
千葉県は1,552戸(同12.2%)。

 

スポンサーリンク

3、契約率
・初月契約率は72.1%、前年同期(72.5%)比0.4ポイントダウン。上期としては2年連続の70%台。

4、エリア別契約率は
東京23区は72.3%(前年同期比▲1.5Pダウン)、
東京都下は66.3%(同▲3.2Pダウン)、
神奈川県は71.0%(同▲0.2Pダウン)、
埼玉県は72.9%(同4.2Pアップ)、
千葉県は76.9%(同1.8Pアップ)。
・累積契約率は86.1%、前年同期の85.4%と比べると0.7Pのアップ。

5、平均価格・m2単価
・戸当り平均価格は6,511万円、1m2当り単価は97.7万円。
・前年同期比では平均価格は97万円(1.5%)のアップ、m2単価は1.5万円(1.6%)のアップ。
・上期としては平均価格、m2単価ともに2年ぶりのアップ。

6、エリア別の平均価格と㎡単価では
東京23区の平均価格は8,091万円、㎡単価は127.0万円(前年同期比0.6%アップ、▲0.2%ダウン)、
東京都下5,418万円、78.4万円(同0.6%アップ、▲0.1%ダウン)、
神奈川県は5,343万円、81.4万円(同▲1.7%ダウン、2.9%アップ)、
埼玉県は5,887万円、83.9万円(同19.4%アップ、17.2%アップ)、
千葉県は4,727万円、64.6万円(同4.2%アップ、1.9%アップ)。

7、販売在庫数
・上半期の販売個数は5,072戸、21/6月末の6,395戸比で▲1,323戸減(20/6月末7,389戸、19年6月末は7,438戸。

8、22年上半期の特徴
上半期に減少となるのは2年ぶり。東京23区、神奈川県、千葉県が落ち込む。
・価格はグロス、単価ともに2年ぶり上昇。超高層の供給で埼玉県がいずれも2ケタアップ。
・初月契約率は72.1%と2年連続の70%突破。66.3%だった東京都下以外が70%台。
・在庫は5,072戸と大幅に圧縮。6月末としては2015年の4,936戸以来の低水準。

9、今後の供給について
下半期(7〜12月)の供給見込みは2万戸予想。
前年同期は2万359戸比で▲1.8%減。
・年間供給は約3.25万戸。21年の3万3,636戸と比べ▲3.4%減。
以上、

 

[ 2022年7月22日 ]

スポンサーリンク
 

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧