同社は樹脂、化成品、塗料、染料、工業薬品等の化学製品や薬品の老舗の卸業者。繊維・化学・電子部品などの工場向けや建築工事業者向けに販売していた。しかし、バブル崩壊やリーマン・ショックなどで工場の海外移転が進み、受注は減少の一途、同社は塗料販売などに注力していたが、今般の新コロナ事態でさらに売上高は悪化し、過去、本社屋の建設にかかわる借入金の負担も増し、資金繰りにも窮するようになり、今回の事態に至った。

破産管財人には、清水孝行弁護士が選任されているとのこと。

財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年2月28日午前11時。

事件番号は令和4年(フ)第210号となっています。

既報記事
（株）又四郎商会（福井）／自己破産へ　業暦９０年の老舗　倒産要約版