アイコン 洋上風力発電公募競争入札へのお願い! 西海江島安全対策協議会


西海江島安全対策協議会

嘆 願 書
我々は、長崎県近海に於いて許可漁業並びに沿岸漁業を営む漁民並びに漁業関係者である。
昨年12月に執り行われた「洋上風力発電公募競争入札3件」について意見を申し述べると共に、改めて発電コストの試算要件や項目について再検証し、海域や関連地域が抱える諸課題と将来起こり得る問題に対し落札事業者が的確に対応できる入札が展開されるよう、発注元として良識ある選定要件の見直し若しくは再入札行うよう要求するものである。

 

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洋上風力発電事業の公募競争を圧勝で制した事業者は、再エネ海域利用法に基づく促進区域である「秋田県能代市、三種町及び男鹿市沖」、「秋田県由利本荘市沖」、「千葉県銚子市沖」において、3海域での供給価格がいずれの次点者よりも3割ほど低かったとのことである。落札事業者グループの応札価格は、現在の欧州の発電コストに相当する投資収益率ゼロの価格で算定されていると考えられるため、風車や関連設備以外のコストを切り詰めた上での応札価格となり、わが国の事業者だけで対応できる水準にはないと思われ、実現性に欠けている積算内容ではないかと疑わざるを得ない状況にある。

また、その内訳も、風車の建設と送配電網の系統連系接続部以外については、かなり無謀な低価格に積算されているとしか考えられない。「プラント建設後は後から考えればよい」「あとは国に任せておけばよい」という考え方は、決して容認できるものではない。

その2につづく

JC―Net・日刊セイケイ編集長・中山洋次

[ 2022年11月18日 ]
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