アイコン セガサミーHD 3月決算 増収増益 今期もアングリーバードが+になり快調か


同社の23年3月期の決算は順当に回復させている。
フルゲームは、新作タイトル『ソニックフロンティア』、『ペルソナ5ザ・ロイヤル』リマスター版、『龍が如く維新!極』等を販売し、販売本数は1,009万本(前期は877万本の販売)と好調に推移した。
他方、リピートタイトルの販売は市場動向の落ち着きにより軟調に推移し、販売本数は1,779万本(前期は1,843万本の販売)となった。
結果、フルゲームの販売本数は合計で2,789万本(前期は2,720万本販売)となった。
F2Pは、『プロジェクトセカイカラフルステージ!feat.初音ミク』、及び開発はセガ、パブリッシャーはバンダイナムコエンターテインメントが担う『ONEPIECEバウンティラッシュ』が牽引し、好調に推移した。
アミューズメント機器分野は、UFOキャッチャー®シリーズやプライズ等を中心に販売。
映像分野は、劇場版『名探偵コナンハロウィンの花嫁』を公開したほか、映像制作や配信に伴う収入等を計上した。
中国では2002年にリリースされた「名探偵コナン ベイカー街の亡霊」が7位にランクインしている(最新4月10日~16日までの週/累計4852万元の興業収入となっている)。

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玩具分野は『カメラもIN!マウスできせかえ!すみっコぐらしパソコンプレミアムプラスデコ』等の新製品や定番製品を販売している。

パチ・スロ機はウィズコロナ策により売上高・利益とも前期より20%以上改善している。
リゾートホテルも赤字ながら赤字幅を半減させている。

セガサミーHDは4月17日、モバイルゲーム「アングリーバード」を手がけるフィンランドのロビオ・エンターテインメントを買収すると発表した。買収総額は7億ユーロ(1036億円)。ロビオの買収で知的財産(IP)を拡充し、スマホゲームの開発ノウハウを得る。IPを巡るゲーム業界のM&A(合併・買収)が激しくなってきている。
 


スクロール→

23年3月期決算 日本基準

連結/百万円

売上高

営業利益

←率

経常利益

親帰属益

19/3

331,648

13,079

3.9%

7,495

2,642

20/3

366,594

27,643

7.5%

25,296

13,775

21/3

277,748

6,553

2.4%

1,715

1,274

22/3

320,949

32,042

10.0%

33,344

37,027

23/3

389,635

46,789

12.0%

49,473

45,938

23/22期比

21.4%

46.0%

 

48.4%

24.1%

24/3期予想

433,000

55,000

12.7%

58,000

40,000

24/23期比

11.1%

17.5%

 

17.2%

-12.9%

 

 

 

 

 

 

 2023/3期 セグメント別

 

売上高

経常利益

経利率

/百万円

売上高

前期比

経常利益

前期比

営利率

エンタコンテンツ

283,192

19.7%

41,181

11.7%

14.5%

パチ・スロ機

94,828

24.4%

20,713

101.4%

21.8%

リゾート

11,619

31.9%

-3,217

-6,738

 

調整

-4

 

-9,204

 

 

合計

389,635

21.4%

49,473

48.4%

12.7%

 

[ 2023年5月 2日 ]

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