アイコン 能登半島地震「6強」 2010年から能登半島群発地震のすべて


2021年から急に増加し出した能登半島群発地震、かって大きな被害をもたらした輪島地震も発生した地でもある。
 
地震学者様たちは、発生メカニズムについて断層内の流体説を唱えることで一致団結したようだが、今回の地震は、群発地震活動があった地域のほぼすべてを壊すような地震だという。 よって、地震活動も収まるというシナリオと、もう1つはずっとこのまま(地震が)継続していくという悲観的なシナリオが考えられる状況にあるという。
・・・素人でも言えそうなご回答だ。
流体が消える可能性は、短期・長期では・・・、大きな今回の地震で断層間の流体域が破壊され消えたのか、消えるのか。よって地震はなくなるのか・・・。それとも・・・

能登半島はややこしい成り立ちとなっている。ユーラシア大陸プレート(オホーツクプレート)に位置するが、北アメリカ大陸プレートが潜り込んでいる。
太平洋プレートは毎年、東南東の方向から8cm程度動いている。1万年で8万cm=0.8km動いている。地球時間軸ではあっという間だ。

 

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能登半島周辺は、北アメリカプレート(北アメリカ大陸プレート系統)との境界に近いユーラシア大陸プレートの内部にあたる地域。
能登半島は、浅瀬に堆積した地層が南東から押されて隆起し生まれたと考えられており、この地域には多くの褶曲地形(側面から強い圧力を受け地層変形)があるとともに、いくつかの逆断層も発見されている。また、陸地側は横ずれ断層が見られ、国土地理院の観測で横ずれ移動も観測されている。

相模トラフの基点の相模湾の最深部は1600メートル、富山湾の最深部も1200メートルと陸との近接地で非常に深くなっている。
また駿河湾基点の駿河トラフ-南海トラフの湾の最深部は2500メートルもある。
いずれもプレートが関係している。

0508_05.jpg


スクロール→

能登地方の震度3以上の地震推移 earth quake

 

年月日

規模M

震度

深度

震度地

1993.2.7

6.6

5

25

輪島市

 

 

2007.3.25

6.9

6

11

輪島市

穴水町

七尾市

規模Mは地震の規模マグニチュード/深度はkm 

1

2010.2.7.

4.0

4

20

輪島市

 

 

1

2011.12.19

4.1

3

10

珠洲市

 

 

1

2012.5.28.

4.1

3

20

輪島市

 

 

0

2013

 

 

 

 

 

 

2

2014.2.14

4.0

3

20

輪島市

能登町

 

2014.9.27

4.1

3

10

輪島市

志賀町

穴水町

1

2015.2.1

4.4

4

20

輪島市

能登町

 

0

2016

 

 

 

 

 

 

1

2017.4.1

3.5

3

10

輪島市

 

 

0

2018

 

 

 

 

 

 

1

2019.8.27

3.8

3

10

珠洲市

能登町

 

2

2020.3.13

5.5

5

10

輪島市

 

 

2020.4.6

3.9

3

10

輪島市

穴水町

 

12

2021.6.3

4.2

3

20

能登町

 

 

2021.6.26

4.0

3

10

珠洲市

能登町

 

2021.7.11

4.0

4

10

珠洲市

 

 

2021.8.14

4.1

3

10

珠洲市

 

 

2021.8.21

3.7

3

10

珠洲市

 

 

2021.9.7

4.0

3

10

珠洲市

 

 

2021.9.16

5.1

5

10

珠洲市

 

 

2021.10.3

4.3

3

10

珠洲市

能登町

 

2021.10.19

4.0

3

10

珠洲市

 

 

2021.11.2

3.9

3

10

珠洲市

 

 

2021.11.5

4.1

3

10

珠洲市

能登町

 

2021.12.31

4.2

3

10

珠洲市

 

 

23

2022,2.7

4.1

3

10

珠洲市

能登町

 

2022.3.8

3.7

3

10

珠洲市

 

 

2022.3.8

4.8

4

10

珠洲市

 

 

2022.3.10

3.6

3

10

珠洲市

 

 

2022.3.10

3.8

3

10

珠洲市

 

 

2022.3.23

4.3

4

10

珠洲市

 

 

2022.4.4

4.3

3

10

珠洲市

 

 

2022.4.4

4.1

3

10

珠洲市

 

 

2022.4.8

4.2

4

10

珠洲市

 

 

2022.5.2

4.2

3

10

珠洲市

 

 

2022.5.14

3.6

3

10

珠洲市

 

 

2022.5.20

4.1

3

10

珠洲市

 

 

2022.6.3

4.0

3

10

珠洲市

 

 

2022.6.19

5.4

6

10

珠洲市

 

 

2022.6.20

5.0

5

10

珠洲市

 

 

2022.6.20

4.2

4

10

珠洲市

 

 

2022.6.21

4.2

3

10

珠洲市

能登町

 

2022.8.14

4.1

3

10

珠洲市

 

 

2022.9.25

4.0

3

10

珠洲市

 

 

2022.11.14

4.2

4

10

珠洲市

 

 

2022.11.26

4.2

3

10

珠洲市

 

 

2022.11.30

4.4

3

10

珠洲市

能登町

 

2022.12.9

4.1

3

10

珠洲市

 

 

17

2023.1.6

4.6

4

10

珠洲市

 

 

2023.1.6

3.9

3

10

珠洲市

 

 

2023.2.21

4.1

3

10

珠洲市

 

 

2023.2.26

4.2

3

10

珠洲市

 

 

2023.3.29

4.1

3

10

珠洲市

 

 

2023.3.29

3.4

3

10

珠洲市

 

 

2023.3.29

3.5

3

10

珠洲市

 

 

2023.4.20

3.3

3

10

珠洲市

 

 

2023.5.5

6.3

6

10

珠洲市

14:42

 

2023.5.5

4.7

4

10

珠洲市

14:53

 

2023.5.5

4.3

3

10

珠洲市

17:38

 

2023.5.5

5.9

5

14

珠洲市

21:58

 

2023.5.5

3.8

3

10

珠洲市

22:08

 

2023.5.5

4.2

3

10

珠洲市

22:26

 

2023.5.5

3.6

3

10

珠洲市

22:46

 

2023.5.5

3.9

3

10

珠洲市

22:51

 

2023.5.5

4.5

4

10

珠洲市

23:18

 

注、震度観測地と震源地は一致しない場合がある。

 

<プレートの衝突地=能登半島>
↓能登半島はユーラシア大陸プレート系統のアムールプレート/北アメリカプレート系統のオホーツクプレートが衝突しているところに位置している。
衝突地は、フォッサマグマ=糸魚川静岡構造線が有名だが、西は糸魚川(富山県隣接の新潟県の市)までではなく能登半島に達している。オホーツクプレートは東から太平洋プレートの圧陸を受けている。
静岡から千葉にかけた沖合いなどの一帯は北アメリカ大陸プレート・太平洋プレート・フィリピン海プレートがユーラシア大陸プレートに沈み込むややこしい力関係にある。
どこでその歪が生じるかは皆目わからない。
プレート間の場所の顕著な例はトラフや海溝でもあるが、相手大陸の下へ潜り込んでいる。その潜り込みが均一にいかず歪が生じた場合、歪を修正するため、(太平洋プレートの場合)毎年8センチ移動の圧力により、東日本大震災のような巨大な地震と津波が発生する。

能登半島や新潟など地震多発地帯は、アムールプレート/オホーツクプレートとの衝突に起因していようが、能登半島は地層の生い立ちの違いから多くの断層があり、そうした断層が動き(ズレ)、地震が発生している。
断層は分かっているようでわかっていないのが現実。それも活断層なのかどうかさえ分かってない断層も多い。
ただ、地震多発地帯では、余震などから新たな断層などが確認され網羅性は高くなってきている。それほど日本列島は地震だらけでもある。ただ、沖合いの断層はある程度網羅されているが、地上とは異なり、不確かな度合いが地上より多いる

今回の能登半島の6強地震でも、その後発生した余震(震度3未満)も観測、沖の断層の動きが確認されることにもなる。

学者様の流体説も現場に見に行ったわけではなく、音響検査などで確定させたわけでもなく、単なる説である。学者様が唱えれば、・一の教祖様の聖典と一緒の効果がある。百回言えば真実にもなる世界。

地震はプレートもしくは断層がズレて発生しており、今回の大きな地震で他の地域の活断層に影響を与えており、今後、能登半島とは異なる地の活断層が動き比較的大きな地震が発生する可能性もある。(深度が浅く、Mは6.5であり、広範囲に影響することはないだろう)
5月5日の震度3以上の余震がすべて珠洲市であることは、まだ近隣地域を震源とする地震が発生してもおかしくない。

2016年4月の熊本大地震の余震は、2023年になっても、地震の規模は小さくなり続け、数も少なくなってきたものの続いている(体感地震は僅少)。
今回の地震で、これまでの地震などで溜まった断層間の圧力が開放され、今後の余震とともに収束する可能性は高いと見られるが、余震は続き、地盤が緩んでおり、今は梅雨も直前、山間部の崖下など危険な場所の住居は可能な限り、移転した方が賢明な選択と思われる。そうした住宅で移転費がない方へは市住などに引っ越してもらえるよう行政が動くべきではないだろうか。

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[ 2023年5月 8日 ]

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