(株)TMD(東京)/特別清算 旧、宝田無線電機(株)不正還付70億円 倒産要約版
東京に拠点をおく、旧、宝田無線電機(株)の(株)TMDが特別清算の開始命令を受けた。
負債総額は約73億円。
以下要約。
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倒産要約版 JC-NET版 |
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1 |
破綻企業名 |
(株)TMD (旧、宝田無線電機(株)) |
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本店登記地 |
東京都千代田区丸の内1-7-12 |
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代表 |
代表清算人:寶田篤 |
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創業 |
1950年 |
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設立 |
1961年6月. |
6 |
資本金 |
6000万円 |
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業種 |
電子部品卸、免税店経営 |
8 |
売上高 |
2014年5月期、約9億円 |
2015年5月期、約37億円(免税店開設) |
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2017年5月期、約1100億円(免税店拡張と循環取引) |
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2020年5月期、約4.2億円 |
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9 |
破綻 |
2023年6月5日. |
特別清算手続きの開始決定 |
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裁判所 |
東京地方裁判所 |
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負債額 |
約73億円(現在は不動産売却処分で大きく減じているはず) |
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破綻事由 |
同社は家電製品や電子部品の卸会社の旧、宝田無線電機(株)、2015年にインバウンド効果を期待して自社ビルに免税店をオープン、売上高の増加に隣接ビルを購入して免税店を大幅拡張。しかし、2017年に東京国税の調査が入り、免税制度を悪用して、別の業者と循環取引を行い、免税で約70億円の不正還付を受けていたことが判明。販売した商品も海外へ移動していなかったことから追徴課税も含め100億円の納付命令を受けていた。 同社は信用が毀損し、2017年末までに免税小売店事業から撤退、その後家電製品の卸業からも撤退し、所有不動産の売却を進め。今年2月、解散を決議していた。 |