アイコン 7月の訪日客数 232万人 中国除き3.4%増に転じる 中国クルーズ船客に期待


7月の訪日客数は、新コロナ前の2019年同月比で77%水準まで回復して2,320,600人となり、200万人を突破した前月から約12%増と大幅な増加となった。
なお、海外旅行制限措置が続く中国を除く総数では 2019年同月比103.4%と、新型コロナ前の実績を上回った。

●地域別では、韓国等をはじめとした東アジア地域において訪⽇外客数が増加したこと、また、欧米豪中東地域では特に米国やカナダにおいて 2019年同月比を超える実績となったことが今月の押し上げ要因となった。
なお、国際線定期便に関しては、2023年夏ダイヤ時点でコロナ禍前の約6割まで運航便数が回復、その後も東アジアを中心に増便し便数の回復が続いている。

◎中国は8月から団体旅行を解禁、今後、チャーター飛行機便客やクルーズ船客が急増するものと見られる。

 

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↓1~7月までの累計値でも、下記表の24ヶ国と地域中、6ヶ国および地域が、新コロナ前より増加してきている。


スクロール→

20237月の訪日客数

 

7

17月累計

/千人

7月

19年比

23/17

19年比

構成

全体

2,320,600

-22.4%

13,032,900

-33.6%

100.0%

中国除く全体

2,007,300

3.4%

12,124,900

-13.7%

93.0%

韓国

626,800

11.6%

3,755,300

-15.1%

28.8%

中国

313,300

-70.2%

908,000

-83.7%

7.0%

台湾

422,300

-8.0%

2,192,900

-25.4%

16.8%

香港

216,400

-0.2%

1,126,100

-14.3%

8.6%

タイ

49,600

-32.2%

547,300

-27.7%

4.2%

シンガポール

25,300

16.5%

278,000

17.9%

2.1%

マレーシア

17,400

-24.2%

211,600

-18.9%

1.6%

インドネシア

28,500

13.0%

230,200

-4.5%

1.8%

フィリピン

51,700

36.9%

328,800

-1.2%

2.5%

ベトナム

44,800

9.9%

345,700

17.2%

2.7%

インド

13,100

-0.9%

92,500

-12.9%

0.7%

豪州

35,600

2.1%

310,400

-14.2%

2.4%

米国

198,800

26.7%

1,171,000

13.5%

9.0%

カナダ

38,800

32.5%

222,100

4.2%

1.7%

メキシコ

10,000

15.5%

45,000

11.7%

0.3%

英国

27,000

-6.5%

177,100

-17.5%

1.4%

フランス

31,100

-10.2%

153,200

-21.4%

1.2%

ドイツ

19,100

2.7%

125,900

-8.2%

1.0%

イタリア

14,000

3.2%

73,300

-17.0%

0.6%

スペイン

13,000

-17.6%

52,500

-21.9%

0.4%

ロシア

3,200

-64.5%

19,400

-70.1%

0.1%

北欧

12,500

-15.3%

65,600

-24.7%

0.5%

中東

9,900

45.3%

61,800

16.9%

0.5%

その他

98,400

2.0%

539,200

-7.2%

4.1%

 

↓2023年は月を追って、新コロナ前の2019年との比率が縮小=訪日客数が増加してきている。

月別訪日客数

世界から

2019

2023

19年比

1

2,689,339

1,497,472

-44.3%

2

2,604,322

1,475,455

-43.3%

3

2,760,136

1,817,616

-34.1%

4

2,926,685

1,949,236

-33.4%

5

2,773,091

1,899,176

-31.5%

6

2,880,041

2,073,300

-28.0%

7

2,991,189

2,320,600

-22.4%

累計

19,624,803

13,032,855

-33.6%

 

中国客は緩やかに回復中

7月まで団体旅行規制、台湾+南・東シナ海安保の政治問題、中国経済低迷)

中国からの訪日客

2023年8月から訪日団体旅行解禁 

ただし19年の中国団体客比率は中国訪日客数の34割程度

中国から

2019

2023

19年比

1

754,421

31,200

-95.9%

2

723,617

36,285

-95.0%

3

691,279

75,700

-89.0%

4

726,132

108,300

-85.1%

5

756,365

134,400

-82.2%

6

880,651

208,500

-76.3%

7

1,050,420

313,300

-70.2%

累計

5,582,885

907,685

-83.7%

 

韓国からの訪日客数は2019年の上半期は、2018年の前年比5.6%増の753万人から調整局面に入っていた(韓国の人口は5150万人)。

2019年8月からのジャパンボイコット
前段の4つの問題
①2018年9月30日徴用工判決問題、
②日本政府は、国交の基本条約に基づき(戦前・戦中の徴用工に対する債務は日本政府が一括して支払った1965年の基本条約)、正式に韓国政府に対して協議要請(2019年1月から数度にわたり協議要請)を行った。
しかし、韓国文政権は無視し続けたため、頭にきた当時の安倍政権は腹いせに韓国に対する輸出特恵=ホワイト国待遇を停止し、戦略物資輸出を許可制とした(特恵の日本製品が韓国企業経由で不正輸出されていた)。
それに逆ギレした文政権が、左派特有の労働団体・市民団体・地方議会など総動員させ、国民を洗脳・先導・扇動してジャパンボイコットを展開した。

徴用工問題は前段で、韓国での日本企業敗訴の確定判決をうけ、韓国の李洛淵首相は(2018年)12月までに解決策を発表するとしたが、同年12月、文在寅氏が会議の席上で李洛淵氏の和解案に激怒したため、解決策はまったく示されなかった。
2019年1月4日に日本政府は基本条約の付帯条項に基づき、正式に韓国製に対して協議要請を行ったもの、文政権が無視し続けていた。

③文政権は、2018年10月には2015年の日韓政府間の慰安婦合意に基づき、日本政府が10億円を拠出して設立された韓国慰安婦財団(韓国政府管轄)を一方的に(実質)解散させた。

④文政権は、2018年12月20日、(日本海の日韓共同管理区域内で、北朝鮮船舶に韓国の警備艇と駆逐艦が接触)、日本の自衛隊機(哨戒機)が監視飛行、韓国駆逐艦が自衛隊機に向け「ミサイル等火器類の発射体制の管制レーダー照射」事件が発生、日本政府は抗議したものの、韓国政府は火器管制レーダー照射を認めず、通常のレーダーだと主張、また、日本が当時発表した映像を韓国政府は加工して、近接飛行に捏造し、哨戒機に問題があると責任転嫁し逆ギレし続けた。
日韓関係は2022年5月、まっとうな尹錫悦大統領()国民の力党)が誕生して修復され、文政権が発生させた多くの日韓問題は、ホワイト国への再編入、レーダー照射事件など一連の問題も解決してきている。

2022年10月、日本政府は新コロナによる国内渡航制限を解除、日韓関係は異常時代と新コロナ事態から開放され、こん日、韓国から訪日客が急増している。

今後、韓国からの訪日客は2019年比で、ジャパンボイコットからの反動増もあり、大幅に回復してくることになる
韓国へ日本人客も大量に足を運んでいる。韓国の航空会社は日本の地方空港へも定期便就航を拡充中、今後、双方向で観光客が増加し続けるものと見られる。

個人的には最近、喚くK-ドラマより、囁くC-ドラマをよく見るようになった。映像により漢文と英語の字幕だけでも充分内容を理解できる。K-ドラマに付くハングルはまったくわからない。
大活躍中の団子鼻の趙露思=チャオ・ルースーファン、ほとんどの出演作品を見ている。


スクロール→

韓国からの訪日客

ノージャパンは2019年8月から

韓国から

2019

2023

19年比

18年比

1

779,383

565,251

-27.5%

-3.0%

2

715,804

568,622

-20.6%

1.1%

3

585,586

466,800

-20.3%

-5.4%

4

566,624

467,000

-17.6%

-11.3%

5

603,394

515,700

-14.5%

-5.8%

6

611,867

545,100

-10.9%

0.9%

7

561,675

626,800

11.6%

-7.6%

8

308,700

 

 

-48.0%

9

201,200

 

 

-58.1%

10

197,300

 

 

-65.5%

11

205,000

 

 

-65.1%

12

248,000

 

 

-63.6%

7月累計

4,424,333

3,755,273

-15.1%

-25.9%

 

[ 2023年8月18日 ]

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