(株)萃香園(福岡)/特別清算 業績140年の老舗ホテル 倒産要約版
福岡に拠点を置く、(株)萃香園が特別清算の開始命令を受けた。
負債総額は約10億円。
以下要約。
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倒産要約版 JC-NET版 |
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1 |
破綻企業名 |
(株)萃香園 |
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本社地 |
福岡県久留米市櫛原町87 |
3 |
代表 |
代表清算人:川村芳子 |
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創業 |
1882年.(明治15年創業) |
5 |
設立 |
1937年11月. |
6 |
資本金 |
900万円 |
7 |
業種 |
「萃香園ホテル」経営 皇室ご用達ホテル |
8 |
売上高 |
以前のピーク期、約20億円 |
2020年12月期、約3.5億円 |
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9 |
破綻 |
2023年9月15日. |
特別清算手続きの開始決定 |
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裁判所 |
福岡地裁久留米支部 |
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負債額 |
約10億円 |
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破綻事由 |
同社は、140年の業暦を誇る皇室ご用達の「萃香園ホテル」の経営会社。高級ホテルで宿泊室は25室と少なく、宴会や結婚式の売上高が多くを占めていた。 しかし、異端児の小泉政権時代に入り、官公庁の業者との飲食禁止令、企業の経費節減に宴会需要が減り続け、結婚式も式場の乱立、少子化、消費低迷により競争激化もあり、結婚式の会場利用も減り続け、今般の新コロナでさらに宿泊も宴会も減り、経営難に陥り、再建策を模索。同社は現業部門を会社分割して、2021年5月に別会社の萃香園(株)に譲渡、(株)萃香園は同年9月に解散決議、これまで残務整理に当たり、それも終了し、今回の特別清算の申請となっていたもの。
追、 久留米市は福岡南部の中核都市、福岡氏のベッドタウンとしても注目を浴び、昔から地下足袋、長靴靴のゴムの町としても知られ、ブリヂストンの聖地となっている。 |