同社は金沢での高級食パンの草分け的存在の新興パン製造会社。販路を百貨店やスーパーへ広げ、売上高を向上させていたが、今般の新コロナ事態で高級食パンブームが全国的に沈静化、同社も競争激化もあり売上高を落とし、この間に本社工場など借入金により建設していたことから、こうした投資負担も大きく、さらに最近になり原材料価格まで高騰、採算性も急悪化し、同社は支えきれず、今回の事態に至った。

この破産手続きに関しては、選任された塩梅修弁護士が破産管財人として担当することが決定されています。

同破産管財人によって行われる破産手続きの財産状況に関する情報を報告するための調査も実施されます。この調査に関する報告集会や一般調査、廃止意見聴取、計算報告などの期日は、令和6年1月19日午前11時となっています。

当該事件は、令和5年（2023年）に発生したもので、番号は（フ）第137号となっています。

既報記事
SHINDEX（株）（石川）／自己破産へ　新出製パン所　倒産要約版