共和水産(株)(岩手)/民事再生申請 イカそうめん 倒産要約版
岩手に拠点を置く、共和水産(株)が民事再生申請したことが判明した。
負債総額は約9億円。
以下要約。
スクロール→
倒産要約版 JC-NET版 |
||
1 |
破綻企業名 |
共和水産(株) |
2 |
本社地 |
岩手県宮古市長町2-3-1 |
3 |
代表 |
鈴木徹 |
4 |
設立 |
1985年7月. |
5 |
資本金 |
1600万円 |
6 |
業種 |
冷凍水産食品製造 |
7 |
藤原工場 |
岩手県宮古市藤原2-3-7 |
7 |
特記 |
HACCP認定工場 |
9 |
売上高 |
2018年1月期、約5.5億円 |
2022年1月期、約12億円 |
||
2023年1月期、約9.5億円 |
||
10 |
破綻 |
2023年10月4日. |
民事再生法の適用申請/同日監督命令 |
||
11 |
申請代理人 |
桝田裕之弁護士(セントラル法律事務所) |
電話:019-624-8956 |
||
12 |
監督員 |
石橋乙秀弁護士(こずかた法律事務所) |
電話:019-654-4757 |
||
13 |
裁判所 |
盛岡地裁宮古支部 |
14 |
負債額 |
約9億円 |
15 |
破綻事由 |
同社は冷凍イカそうめんやイカの刺身などイカを主力とした冷凍水産食品製造会社。東日本大震災で倉庫流出、保管在庫も流出し、直後の決算で大赤字から債務超過に陥っていた。最近の売上高は回復基調にあったものの新コロナ事態、米国における1.9兆ドルに上るバイデン氏の大統領就任祝いの新コロナ経済対策巨額投資により、2021年秋場から世界中の物価が急上昇、昨年3月からはロシア制裁の影響も加わり、燃料・原材料費とも高騰し、また、欧米では物価高・インフレを沈静化させるための金利高に、何もしない日本は超円安に、更に輸入商品価格の高騰が続き、同社は23年1月期に再び赤字を露呈、過去からの債務超過額がさらに増加し、財務内容の悪化により、資金調達にも難を帰すようになっていた。同社は民事再生法に基づき、抜本的に財務内容を改善させ、業績の改善を図るため、今回の民事再生の申請となった。 なお、民事再生に至る経過報告は10月中に開催予定(担当は申請代理人の弁護士)。 また、民事再生の申請であるため、事業は継続して普段どおり行われている。 |