同社は豆腐・油揚げの製造会社。食品スーパーなどに販売されていたが、北アルプスの天然水に国産の有機大豆を使用したこだわりの豆腐を製造し、「藤本のおとうふ」として地元では認知されていた。しかし、アベノミクスシ消費不況により、競争激化、新コロナ下での飲食店需要の激減、大豆や燃料費の高騰により、採算性を悪化させ、資金繰りも悪化、同社は後継者問題も抱え、９月までに事業を停止していた。

この破産手続きに関しては、選任された池田裕彦弁護士が破産管財人として担当することが決定されています。

同破産管財人によって行われる破産手続きに関して、債権者に対する届出期間が設定されています。この期間は、令和5年11月17日まで。

また、財産状況に関する情報を報告するための調査も実施されます。この調査に関する報告集会や一般調査、廃止意見聴取、計算報告などの期日は、令和6年1月18日午後3時15分となっています。

当該事件は、令和5年（2023年）に発生したもので、番号は（フ）第163号となっています。

既報記事
藤本食品工業（有）（富山）／自己破産申請　藤本のおとうふ　倒産要約版