アイコン 超円安政策が企業の物価指数押し上げ 4月121.2ポイント


企業間で取り引きされるモノの価格を示す4月の企業物価指数は、為替安と原油価格の上昇などから前年同月比で0.9%上昇した。伸び率は前月から横ばい。

日銀が発表した4月の企業物価指数の速報値は、2020年平均を100とした水準で121.2となり、前年同月比で0.9%上昇し、2020年平均からして21.2%上昇した。
昨年4月と今年4月の対ドル円も0.9%円安となっている。
調査対象の515品目のうち、76.7%にあたる395品目で上昇し、99品目で下落した。

内訳を見ると、イスラエルガザ戦争などの中東情勢の緊迫化や経済が堅調な米経済を背景に原油価格が上昇、「石油・石炭製品」が値上がりしたほか、中国経済の回復期待から銅や金といった「非鉄金属」も上昇しているが、ベースに為替安が岸田政権の政策として存在し、そうした国際商品価格の上昇に加え、円安が輸入価格をさらに押し上げ、企業物価指数を押し上げている。(世界の首脳たちの采配で、EVやPHVの生産台数が大幅に伸びており、そうした車両のモーター類に銅が既存車両より大量(3倍)に使用され、銅の国際価格を高騰させている)

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一方、企業物価指数に与える影響が大きい「飲食料品」は物流費や人件費を価格に転嫁する動きが出ているものの、伸び率は前月より縮小している。

岸田政権と政府の連結子会社日銀による歴史的な超円安政策が続く中、今後とも、企業の仕入価格や販売価格に与える影響が注目される。

来年トラが復活すれば、トラは超円安を批判しており力で是正される。選挙は11月5日、そうなれば市場はすぐ反応、バイ菌マン継続の場合は180円も視野に入る。


スクロール→

企業物価指数 2020年=100

 

19年

20年

21年

22年

23年

24年

23

1月

100.5

102.1

100.3

109.5

119.9

120.2

0.3%

2月

100.9

101.7

100.8

110.4

119.6

120.4

0.7%

3月

101.2

100.8

101.8

111.5

119.7

120.7

0.8%

4月

101.6

99.2

103.0

113.5

120.1

121.2

0.9%

5月

101.4

98.7

103.6

113.5

119.3

 

 

6月

100.9

99.3

104.3

114.5

119.2

 

 

7月

100.8

99.8

105.4

115.4

119.5

 

 

8月

100.6

99.9

105.6

115.9

119.8

 

 

9月

100.6

99.8

106.0

117.0

119.6

 

 

10月

101.7

99.5

107.7

118.2

119.5

 

 

11月

101.8

99.4

108.4

119.2

119.8

 

 

12月

101.0

99.8

108.4

119.9

120.2

 

 

合計

1,213.0

1,200.0

1,255.3

1,378.5

1,436.2

482.5

 

平均

101.08

100.00

104.61

114.88

119.68

120.63

 

対㌦

108.7

105.8

109.7

133.1

142.2

157.7

 0.9%

※対ドル円は該当年の7月の平均レート、24年は4月末の為替レート

[ 2024年5月14日 ]

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