アイコン TDK 100倍の全固体電池材料開発


TDKは17日、エネルギー密度が従来品の約100倍の全固体電池材料を開発したと発表した。これにより、小型化・長時間駆動が可能となる。
開発したのは、エネルギー密度1000Wh/Lの全固体電池用の材料。
既存製品に比べて熱安定性が高いことから、ワイヤレスイヤホンや補聴器、スマートウォッチなどのウエアラブルデバイスのほか、EU(欧州連合)の電池規則に伴い二次電池への置き換えが必要とされるコイン型一次電池を代替する製品などが用途として考えられる。
TDKでは、今後、電池セル、パッケージの構造設計の開発を進め、2025年から新たな材料を用いた全固体電池のサンプル出荷を開始、量産化につなげたいとしている。
以上、

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10倍ではなく100倍というインパクトはすごい。これまでの材料の改良ではこうした倍率には至らず、新しい材料により達成したものと見られる。
同社株は17日8863円、当開発が発表され18日には9700円まで上昇、19日9500円となっている。同社株は半導体関連株上昇の波に乗り、5月第1週の6900円、6月14日には8912円まで上昇していた。

全固体電池は、大型と超小型では開発されているものの、安全性レベルが非常に高いEV向けの開発は遅れている。
日本は全固体電池をトヨタを核に産総研など叡智を集結させ開発に当たっているが、小泉-竹中時代から研究開発予算を大学や研究機関に対して削り続け、結果、素材開発が喪失し続け、何年経ってもEV用全固体電池の朗報は聞こえてこない。そうした中、今回のTDKの発表は光明となる。

[ 2024年6月19日 ]

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