大賀(株)、宮﨑クロージング(株)(大阪・宮崎)/民事再生申請 紳士服の製造販売 倒産要約版
大阪・宮崎に拠点をおく、大賀(株)、宮﨑クロージング(株)の民事再生申請の続報です。
負債総額は2社合計で約40億円。
以下要約して表にしています。
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倒産要約版 JC-NET版 |
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1 |
破綻企業名 |
大賀(株) |
2 |
本社地 |
大阪府枚方市長尾谷町1-67-1 |
3 |
代表 |
大賀俊介 |
4 |
創業 |
1919年=大正8年/業暦105年 |
5 |
設立 |
1949年10月.. |
6 |
資本金 |
1億円 |
7 |
事業 |
紳士服製造販売 |
8 |
ブランド名 |
「キングタイガー」 |
9 |
売上高 |
以前のピーク期、約335億円 |
2023年7月期、約28億円 |
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10 |
関連会社 |
宮﨑クロージング(株) 代表:同 |
本社:宮崎市赤江字飛江田793-1 |
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業種:紳士服製造 |
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11 |
破綻 |
2024年7月26日.(2社共通) |
民事再生法の適用申請/保全命令 |
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申請代理人 |
山形康郎弁護士(関西法律特許事務所)ほか |
電話:06-6231-3210 |
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13 |
監督員 保全管理人 |
選任中 |
電話: |
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14 |
裁判所 |
大阪地方裁判所 |
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負債額 |
大賀(株)が約39億円 |
宮﨑クロージング(株)が約1億円。 |
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16 |
破綻事由 |
大賀は紳士服の製造販売会社、以前は学生服も製造していた。また紳士服は自社ブランドのほか、百貨店などからのOEMの製造も手がけていた。しかし、少子高齢化の進行に加え、消費不況が長期にわたり続き、売上高の減少が止まらず、同社は欧州ブランドと提携し、国内での製造販売も手がけ、経営改善も図っていた。そうしたところに今般の新コロナ事態、売上高が急減、一方で縫製資材は高騰して採算性悪化、財務内容も悪化していた。今般、同社は抜本的に財務内容の改善をはかるため、民事再生の申請したもの。 関連会社は同社に連鎖した。 なお、同社はスポンサーの選定作業に入っており、スポンサー支援の下に再生を図る予定。
追、アパレル・縫製。繊維業界の破綻が止まない。 日本も貧富の差が欧米並みになり、2割の富裕層により高級品は売れ、5割の中間層は下層に押し下げられ、安価な製品の購買層になっている。3割の下位所得者層や多くの学生がディスカウントショップや古着屋で調達している有様。 パリでもレストランでランチを食する人たちは富裕層や大手企業の社員に限られる時代となっている。新自由主義は修正しなければ、極右・極左ばかりが幅を効かすようになり、いつか爆発する。進歩しない政治により、時代は何回でも手変え品変え繰り返される。 |