(株)マツオカトレーディング/破産手続開始決定 <広島> スポーツ系アパレル 倒産要約版
スポーツ衣料・カジュアル衣料卸の(株)マツオカトレーディング(所在地:広島県福山市御門町1-3-24、代表:松岡美樹)は12月11日、広島地裁福山支部において破産手続き開始決定を受けた。
負債総額は約10.3億円。
以下要約して表にしました。
スクロール→
倒産要約版 JC-NET版 |
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1 |
破綻企業名 |
(株)マツオカトレーディング |
2 |
本店 |
広島県福山市御門町1-3-24 |
3 |
代表 |
松岡美樹 |
4 |
設立 |
2006年7月. |
5 |
資本金 |
6000万円 |
6 |
業種 |
スポーツ&カジュアル衣料品の製造卸 |
7 |
詳細 |
大手スポーツ用品メーカーのOEM主体 |
製造は中国の協力工場 |
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8 |
売上高 |
以前のピーク期、約90億円 |
2022年3月期、約16億円 |
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9 |
破綻 |
2024年12月11日. |
破産手続きの開始決定 |
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10 |
破産管財人 |
金浦東祐弁護士(金浦法律会計事務所) |
電話:084-982-8515 |
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11 |
裁判所 |
広島地裁福山支部 |
12 |
負債額 |
約10億円 |
13 |
破綻事由 |
同社は大手スポーツ用品メーカーのOEMを主体に衣料品の製造輸入卸会社。製造は中国企業に委託していた。しかし、2度にわたる消費税増税のアベノノミクス長期消費不況に、高価なメーカーもの・ブランドものが売れなくなり販売不振が続き、一方で、中国の労務費上昇などで輸入仕入価格は上昇し、採算性悪化、今般の新コロナ事態では物流混乱で納品にも支障が発生、その後は超円安により、輸入価格が大幅上昇、販売への価格転嫁は物価高による消費不況で限られ、採算性をさらに悪化させ、大赤字を露呈していた。 2023年4月からウィズコロナ策に転じたものの、実質賃金がマイナスに推移するなか、買物優先の生活必需の食料品や電気代などが高騰し、高額な衣料品などは売れなくなり、同社は売上不振、採算性の悪化から大きな赤字を露呈、資金繰りにも窮するようになり、今回の事態に至った。
追、政治が形成させている消費不況は、自動車も買い替え期間が長期化し売れず、美容室も、美容サロンも倒産が相次いでいる。それでいて政治は大企業の組織の経団連にしか目が向けられていない。特に値上げ値上げで空前の利益を上げている食品会社の大企業は、少子化も進行しており、近いうち、天罰で淘汰されることになる。
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