追報: 大協食品(株)/破産手続き開始決定 <神奈川> 学校給食向け食材卸売業者
続報。「大協食品(株)」は(川崎市高津区向ケ丘***)に所在している企業です。
同社は学校給食向けの食材卸売業者で、令和7年(2025年)5月7日に横浜地裁川崎支部にて破産手続きの開始決定を受けました。
停止時の負債総額は約5.7億円。
同社は老舗の川崎市の学校給食用の冷凍食品や加工食品の食材の卸会社。市の指定業者となっていた。一部、横浜の学校給食用も取り扱っていたほか、民間の給食事業者にも食材を卸していた。しかし、今般の新コロナ事態で学校の休校が相次ぎ、また授業時短で給食需要が大幅減、食材の高騰もあり、売上不振、採算性も悪化させる中、横浜営業所が昨年4月から3ヶ月間、公益財団法人の「よこはま学校食育財団」から「不正又は不誠実な行為」を理由に指名停止措置を受け同社は信用失墜。その後、さらに経営不振が続き、事業継続が困難となり、今回の事態に至った。
この破産手続きに関しては、選任された坂本正之弁護士が破産管財人として担当することが決定されています。
また、財産状況に関する情報を報告するための調査も実施されます。この調査に関する報告集会、一般調査、廃止意見聴取、計算報告などの期日は、令和7年9月3日午前11時10分となっています。
当該事件は、令和7年(2025年)に発生したもので、番号は(フ)第278号となっています。
既報記事
【神奈川倒産】食材卸売業の大協食品(株)が破産へ 川崎市の学校給食用食材卸業