アイコン 【徹底追及】公益法人の決算が"怪しい" ──消えた1億9千万円と「研究奨励」の名を借りたマネーゲーム


消えた資産の行方はどこへ?

公益社団法人「ながさき地域政策研究所」の令和4年度決算。そこには“市民のための研究機関”とは思えない不可解な数字が並んでいた。
投資有価証券は約1億9千万円も消滅。だが説明はゼロ。資金の使途が見えないまま「数字だけが減っている」状態だ。これではまるで、煙のように消えた資産ミステリー。

ブラックボックス

 

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「研究奨励資産」という魔法の言葉

その一方で急に膨れ上がったのが「研究奨励支出資産」だ。約3,800万円の増加。しかしその名目は「主として研究奨励」。
──主として?
誰を対象に? どんな研究を?
説明のない“研究奨励”は、何にでも化けられる便利なマジックワードだ。裏を返せば「特定の関係者へのご褒美」も、「研究奨励」というラベルを貼れば立派な資産に早変わりする。

 

太りすぎた現金と、倍増する未払費用

現金預金は2,000万円以上も増え、未払費用は倍増。
普通の企業なら「資金繰り」「決済遅延」の説明があるが、ここでは沈黙。
「健全経営」を装いたいのか、それとも単なる帳簿操作か。答えは決算書からは読み取れない。

 

預り金の正体不明、消えた前払費用

前年ゼロに近かった「預り金」が、突然90万円に膨れ上がった。だが誰から預かり、どこに返すのかは不明。まるで“使途不明金”の控え室だ。
さらに、昨年まで存在した約100万円の「長期前払費用」は忽然と姿を消した。処理の説明もなく、記録だけが帳簿から消去された。

 

「健全化」に見える数字は化粧か

正味財産比率は上昇し、見かけは立派な改善だ。しかしこれは“帳簿のトリック”に過ぎない可能性がある。資産を入れ替え、数字を膨らませれば、表面上の健全性はいくらでも演出できる。

ブラックボックス

結論:公益法人の資格が問われる

公益法人とは、市民からの信頼を基盤に活動する存在である。その会計が疑問だらけであれば、公益性は形骸化し、ただの“看板”に成り下がる。
説明責任を果たさない決算は、市民にとっては推理ゲームだが、実際には笑えない話だ。

消えた資産、曖昧な研究奨励、説明なき数字。──この法人、いったい誰のために存在しているのか。

JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次

[ 2025年8月27日 ]
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