クリーンセンター大村戦線異状なし!(したたかJFE VS 裏金川崎重工業)

いや〜しかし暑い。クーラー壊れたかと思うくらいの灼熱が続き。
JC-net・日刊セイケイ読者の皆さん、生きてますか?今日も暑さと一緒に、石破氏の粘り腰もジリジリ上がっております。今しばらくの辛抱です。
さてさて、クリーンセンター業界も灼熱の如き煮えたぎっております。
気づけば世は「DBO時代」――設計・建設・運営、丸ごと抱えてナンボの勝負の世界である。
昔の「とりあえず入札して様子見」なんてヌルい時代はとっくに終了している。
今や、営業費、提案書印刷、設計積算……何をするにも札束に羽がついてるように飛ぶ飛ぶ。
「考えなしに出たら骨も残らん」ってのが常識になってきている。
そんなサバイバルゲームの中、相変わらず抜かりないのが――
出ました、したたかJFEである。

この男、いやこの会社、とにかくしつこい。
前回自分が取った案件は当然キープ。他社がやってた現場でも、次は俺のターンとばかりに情報を漁りまっている。
施工履歴、営業癖、地元のコネ、協力業者の動き、自治体の空気、果ては議員の飯の好みまで調べてるんじゃねえかってレベルで、情報を“拾って、寝かせて、活かす”。
もう完全に情報ヤクザである。

一方、そんな『したたかなJFE』に意地になって張り合うのが、裏金の川崎重工である。
こっちは情報よりも「接待力」、「名刺力」を駆使して飲ませ、食わせて、笑わせて、人の心をほぐして裏金を奪うスタイルである。
営業マンは口説き屋、宴会芸人、場合によっては人生相談までこなす万能型までいて、もはや営業というより夜の蝶。JFEとは真逆のアプローチで、地元に入り込んでくる。
だがしかし、したたかJFEを出し抜くのはそう簡単じゃない。
「勝ちパターン」が見えなけりゃ、他社は腰が重い。
費用だけがかさむから、最近じゃ全社参画なんて奇跡レベル。
みんな事前にデータと空気読んで、行けそうなら手を挙げる。そうじゃなきゃ静かに見守る。
……ってところに、何の脈略も前触れもなく飛び込んでくるのが、天下の三菱重工である。

この会社、マジで自由人というしかない。
とりあえず安く出す。提案内容は……まあ、出すだけマシ。
調子良けりゃ沖縄県の浦添案件のように本番直前に「やっぱムリ」とドロン。
まるでお祭りの屋台。雰囲気だけ盛り上げてサッと消える。
そして、そんな三菱に振り回されて「えっ、マジで来たの?」と焦る他メーカー。
場をかき乱すジョーカー的存在にして、好意的に見れば業界のカンフル剤でもある。
だけど現場からすると、「空気読んでくれよ……」な存在であることも事実である。
とにかく、今この瞬間もどこかで、したたかJFEが牙を研ぎ、
川崎重工が夜の街で乾杯し、三菱がふらっと現れては消えていく。
この業界、今日も何が起きるかわからない。
案件が続く限り、情報と腹芸と戦術の三つ巴。
クリーンセンター戦線異状なし、まだまだ熱い。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次





