長崎県海砂採取限度量に関する検討委員会の再検討を求める請願
長崎県海砂採取限度量に関する検討委員会 各位
令和7年9月 吉日
佐賀県唐津市港町25番地
玄海灘と共に生きる会 有志一同
代表 浪口志郎
『長崎県海砂採取限度量に関する検討委員会の再検討を求める請願』
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
私たち「玄海灘と共に生きる会」は、玄海灘を始めとする海域の環境保全と再生を目的とし、不特定多数の人々の利益に資すると同時に、かけがえのない自然を次世代へ継承することを目指して活動しています。その構成員は、環境保全に取り組む市民のみならず、佐賀玄海灘海域において漁業等を営み生活を支えている者たちでもあります。
さて、私たちは令和7年8月22日、佐賀県議会与党県議のご紹介により、長崎県議会議員・小林克敏県議にお会いし、**「境界線付近での海砂採取事業の即時停止と原状回復を求める嘆願書」**を提出いたしました。
その後、小林県議よりご連絡をいただき、9月24日の長崎県議会「観光生活建設委員会」における質疑にて、玄海灘での海砂採取問題が取り上げられることとなり、私たちも傍聴いたしました。小林県議の佐賀県に対する真摯な思いと迫力ある質問には深く感銘を受け、佐賀県民として心より感謝申し上げます。

重大な問題点
1. 需要量の虚偽報告
o 長崎県土木部監理課は令和4年、小林県議に対し「県内実需要量は約85万㎥(土場荷揚げ量)」と説明しました。
o ところが同年、「検討委員会」には「需要量135万〜150万㎥」と大幅にかけ離れた数字を提示しています。
o この乖離は到底看過できず、強い不信と憤りを禁じ得ません。
2. 違法採取事件への不適切対応
o 県内業者(県海砂生産協同組合〔有明商事〕)による区域外での違法採取事件が発生しました。
o しかし、長崎県の処分はきわめて甘く、再発防止策としての実効性に欠けております。小林県議も激しく批判されましたが、私たちとしても重大な問題と受け止めています。
3. 採取資格の適格性審査の必要性
o 令和5年10月25日の「検討委員会」においても、採取資格要件に「重大事故や違反採取を行った者は資格停止とすべき」と明記されています。
o しかし現実には、これが十分に運用されていない状況です。

請願趣旨
以上を踏まえ、私たちは次のことを強く請願いたします。
1. 令和4年度需要量報告における虚偽・乖離問題の徹底調査と説明責任の履行
2. 違法採取業者に対する厳正な処分および資格停止措置の実施
3. 「海砂採取限度量に関する検討委員会」の審議内容を再検討し、透明性を担保した上で見直すこと
これらは、海域環境の持続可能性と地域住民の生活基盤を守るために不可欠であると考えます。
つきましては、本請願の趣旨をご理解いただき、適切なご対応を切にお願い申し上げます。
敬具
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次





