アイコン 世界№1に躍り出た中国のLLM「Kimi K3」 7月27日(月)一般公開/Moonshot AI社


中国のAI大規模言語モデル(LLM)が再び歴史的な飛躍を遂げ、最新のAnthropic-Ciaude Fabie5やOpenAI-GTP-5.6を超えた。

中国のAIラボ「月之暗面(Moonshot AI)」は7月17日、次世代LLM「Kimi K3」を正式にリリースした。
★パラメーター規模は2兆8000億に達し、これまで世界最大のパラメーター数を持つオープンソースモデルとなっている。

「Kimi K3」は、発表からわずか数時間で、業界で大きな注目を集めるAIコーディングツール評価ランキング「Arena」の首位に躍り出た。
中国のLLMにとって、同ランキングでトップに立つのは今回が初めて。

 Arenaランキングを運営するLMArenaの共同創業者兼CEO、アンゲロプロス(Angelopoulos)氏は、「Kimi K3」が示した能力は、「OpenAI」や「Anthropic」など米国製クローズドモデルの支配的な地位を揺るがすものだ」と指摘し、投資家にAI業界全体の再評価を迫ることになり、資本市場の勢力図が塗り替えられる可能性もあるとの見方を示した。

 

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「Kimi K3」の特徴は、
①ネイティブな視覚理解能力
②100万トークンというコンテキストウィンドー(一度に処理可能な情報量)を備え、
③ソフトウェアエンジニアリング、ナレッジワーク、高度な研究作業、マルチモーダル理解といった複雑なタスク向けに最適化されており、長文の処理や複雑な課題への対応能力がさらに強化されている。

複数のベンチマークテストの結果、「Kimi K3」は多くの利用シーンにおいて、「OpenAI」および「Anthropic」のフラッグシップとなるクローズドモデル(AIの非公開モデル)の性能をすでに上回っていることが明らかになっている。

特に
①コード生成、
②長期的・多段階タスク処理、
③大規模コードベースの理解
において優れたパフォーマンスを見せている。

なお、「Kimi K3」は7月27日にモデルの重み(ウェイト)を一般公開する予定で、公開されれば世界で最もパラメーター数の多いオープンソースウェイトモデルとなる見込み。

★★ただ、米ホワイトハウス科学技術政策局(OSTP)のマイケル・クラツィオス局長は7月22日、MoonshotAI社が「Kimi K3」の開発に際し、アンソロピックの「クロード・ミュトス」の一般向けバージョン「クロード・フェイブル」を不正に利用したと主張している。また、「Kimi K3」の学習のために、アクセスが制限されている米エヌビディアの最先端サーバーに侵入していたとも述べた。
・・・こうした不正利用説は具体的に立証できない限り、トランプに忖度した中国政府を牽制するだけのものになる。

「Kimi K3」は一般公開されることから、ハッカーが悪用した場合、世界中とんでもないことになる可能性がある。

パラメータ(Parameter)は、プログラムやシステムの動作条件を指定する値。
また、媒介変数、補助変数、母数、引数、設定値などを意味し「コンピュータのプログラムに対して、処理の内容を動的に決める目的で外側から与える値」、
プログラミング業界では、引数を受け取るために宣言された変数の事をパラメーターと呼ぶ。

コーディングは、プログラミング言語やマークアップ言語を使用してソースコードを記述する作業。プログラムの機能や動作を定義するためのコマンドや命令文を記述し、論理的な構造を構築する。

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「GPT5.6」暴走事件
7月16日、OPEN-AIが最新モデルの「ChatGPT5.6」をクローズした状態で、セキュリティの評価試験を行っていたところ、「GPT5.6」がクローズドシステムの脆弱性を見つけ、AIがかつてに暴走、Hugging Face社のシステムに侵入、Hugging Face社はセキュリティー関連の記録をLLMで選別する異常検知基盤を運用しており、基盤が複数の異常な兆候を関連づけたことで、同社は侵害を検出し、システムを停止させた。その後、侵入の解析を行ったのも中国製、AI企業のZ.ai(智譜AI)が開発しオープンウェイト型モデル「GLM 5.2」を自社インフラ上で動かし、侵入後のフォレンジック分析を進め、攻撃コードを明らかにした。
中国製モデルが攻撃を止めたわけではないが、米国製モデルでは実施できなかった事後調査を担った。

OPEN-AIが自社のモデルだと発表したのは21日であり、追跡調査など他社に比し、大幅に遅れていることを露見させた。
なお、侵入したのはOPEN-AI社の最新モデル「GPT-5.6 Sol」とそれを上回る未公開モデルの2種だったとされている。

OpenAI は7月10日、実用型のGPT-5.6で職場業務の自動化を目的にした新AIエージェント「ChatGPT Work」発表している。
ChatGPT Workは、GPT-5.6を基盤とし、ユーザーが連携させたアプリやファイルから文脈を読み取って、ウェブサイト、レポート、スプレッドシート、プレゼンテーション資料といった各種の文書を生成できる。ChatGPTのウェブ版、モバイル版、デスクトップ版の各環境で利用可能となっている。
AI各社は、チャットボットから、複数の工程を伴う作業をこなす自律型の「エージェント」へと重点を移してきた。過去1年間で、OpenAIのほか、Anthropic、グーグル、マイクロソフト、Salesforceも、コーディング、リサーチ、文書作成、データ分析といった業務の自動化を支援する職場向けAIツールを投入している。
実用領域へ入ってきている。

 

[ 2026年7月26日 ]

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