アイコン 中国 第2四半期のGDP4.3% 輸出依存 内需低迷続く


中国の国家統計局が15日に発表した今年4~6までの第2四半期のGDP=国内総生産の伸び率は、前年同期比プラス4.3%(物価上昇率を除いた実質)だった。

ロックダウンなど行動制限を行っていたコロナ禍の2022年10月~12月のプラス3.0%以来の低い水準で、個人消費や投資が振るわず、景気の減速傾向が鮮明になっている。
前期(1~3月)のプラス5.0%からも減速し、市場予想も下回った。

上半期(1~6月)の国内総生産(GDP)成長率は4.7%増。前年同期の伸び率は5.3%だった。

輸出が東南アジアやヨーロッパ向けに大きく伸びた一方、習近平の2020年三条紅線政策により不動産バブルは強制崩壊、その影響の不動産不況が長期化し、個人消費の停滞や投資の減少など内需不振が続いている。

 

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輸出の第一四半期の伸び率は14.7%増の97.7百億ドル、第2四半期は20.1%増の114.8百億ドル(1~6月まででは17.6%増の212.6百億ドル)と急増している。

また、イラン情勢などを背景にしたエネルギー価格や原材料価格の上昇が重荷となり、景気減速傾向が鮮明になっている。

第2四半期のGDPの伸び率は、中国政府が掲げる今年1年間の成長率の目標、「プラス4.5%~5.0%」を下回り、内需のてこ入れをどう図るかが焦点となる。

輸出は内需が振るわず、ダンピング輸出が横行、企業利益は限定的になっている。そのため、新設工場投資は限られ、期待のロボットによる無人化工場も投資意欲が限定され、春節のロボット人気の勢いもなくなっている。
不況下でも補助金政策で堅調だった自動車の販売台数も、補助金の大幅減少により第一四半期、第2四半期ともマイナスとなっている。

輸出は、AI半導体やサーバー用などの巨大サプライチェーンでもある中国、AI関連が大幅に伸びている。また、自動車の輸出も急拡大している。2026年6月の自動車輸出台数は前年同月比75.1%増、前月比11.6%増の103万7,000台となり、単月として初めて100万台を突破している。

中国の自動車販売台数

 

26/千台

前年比

1月

2,439

0.7

2月

1,805

-15.2

3月

2,899

-0.5

4月

2,526

-2.5

5月

2,629

-2.1

6月

2,810

-3.2

1~6月

15,108

-3.40%

 

中国の自動車輸出

2026

千台

前年比

1

680

43.5

2

627

76.1

3

652

37.6

4

805

53.3

5

930

68.7

6

1,037

75.1

16

4,731

59.1

 

中国のGDP推移

 

23

24

25

26

第1四半期

4.7

5.3

5.4

5.0

第2四半期

6.6

4.7

5.2

4.3

第3四半期

5.0

4.6

4.8

 

第4四半期

5.3

5.4

4.5

 

通年

5.4

5.0

5.0

 

 

★極端な輸出依存となっている。

中国の輸出 10億ドル/中国税関総局

 

24

25

26

前年比

1月

306.22

324.29

356.70

10.0%

2月

221.66

214.78

299.88

39.6%

3月

279.14

313.13

321.03

2.5%

4月

291.72

315.12

359.44

13.9%

5月

301.60

315.63

376.78

15.9%

6月

307.24

324.98

412.39

28.3%

7月

300.22

321.42

 

 

8月

308.24

321.54

 

 

9月

303.37

328.46

 

 

10月

308.86

305.35

 

 

11月

311.88

330.35

 

 

12月

335.65

357.78

 

 

3,575.80

3,772.83

2,126.22

17.6%

前年比

5.8

5.5

17.6

 

 

 

[ 2026年7月15日 ]

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