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アイコン 【倒産企業続報・山梨】美容室9店舗のMICROが破産 負債2億円弱、出店投資とコロナ禍の借入返済が負担


山梨県甲州市の美容室運営会社、株式会社MICRO(マイクロ、法人番号:1090001009411)が2026年10月16日に甲府地裁から破産手続き開始決定を受けた件で、負債総額が2億円弱に上る見込みであることが分かった。

同社は山梨県を中心に愛知県、神奈川県、新潟県の4県で美容室9店舗を展開。2026年7月には山梨市に新店舗を開設していたが、出店に伴う投資負担やコロナ禍の借入金返済が経営を圧迫し、10月15日に全サロンの営業を終了していた。

JC-NETでは10月28日に同社の破産開始決定と店舗の営業終了を報じている。今回は新たに判明した負債規模と経営悪化の背景、新規出店から事業停止までの経緯を詳報する。

 

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山梨から名古屋・鎌倉・新潟へ、美容室9店舗を展開

MICROは山梨県甲州市に本店を置き、「MICRO GROUP」として複数の美容室を展開していた。

山梨県内では甲州市の「antique」「Smau」、山梨市の「Ungle」「E3/T13」、甲府市の「background」を運営。このほか愛知県名古屋市の「SO=HO」「Upa」、神奈川県鎌倉市の「& rire」、新潟県新潟市の「DDyy」など、県外にも営業拠点を広げていた。

各店舗はカット、カラー、パーマなどの美容サービスを提供し、それぞれ異なるコンセプトや店舗名で営業していた。

公式サイトに掲載された美容室は9店舗。別途紹介されている「grandir」は写真関連のカテゴリーに分類されており、美容室9店舗の数には含まれない。

地方都市を拠点に複数県へ店舗網を展開していたことが同社の特徴で、山梨県内だけでなく、名古屋、鎌倉、新潟にも営業エリアを広げていた。

7月に山梨市で新店舗開設、約3カ月後に全サロン営業終了

同社は2026年7月19日、山梨県山梨市に美容室「E3/T13」を新規オープンした。

公式サイトでは、ヘアカラーを軸に色や質感を追求するサロンとして紹介しており、既存の店舗網に新たな営業拠点を加えていた。

しかし、新店舗の開設から約3カ月後となる10月15日、同社は全サロンの営業終了を発表した。

公式サイトには、営業継続が困難になったことを説明する告知を掲載。10月16日以降に予約していた顧客に対しても、従来の各サロンでは施術を提供できないと案内した。

7月の新規出店から10月の全店営業終了までの期間は短く、店舗網を拡大していた会社が、その直後に事業継続を断念する結果となった。

ただし、7月に開設したE3/T13の具体的な投資額や営業成績は確認できておらず、この店舗への投資が破産の直接原因だったと断定することはできない。

出店投資とコロナ禍の借入返済が負担、負債2億円弱に

経営悪化の背景として判明したのが、複数店舗の出店に伴う投資負担と、コロナ禍に行った借入金の返済負担だった。

同社は店舗展開を進める一方、投資負担が経営を圧迫。コロナ禍における借入金の返済も進まず、資金繰りが悪化していた。

こうした状況から事業継続が困難となり、2026年10月15日に事業を停止。翌16日に破産手続き開始決定を受けた。

負債総額は2億円弱に上る見込みで、複数県に店舗を展開していた美容室運営会社の経営破綻として、一定の規模となった。

一方、同社の直近売上高や営業損益、店舗ごとの採算、借入金の内訳などは確認できていない。そのため、個別の出店計画や特定店舗の業績が資金繰りに与えた影響の詳細は明らかになっていない。

また、負債2億円弱は報道時点の見込み額であり、破産手続きにおいて確定した債権総額を示すものではない。

営業終了後、スタッフはそれぞれ別の場所で活動へ

同社は全サロンの営業終了に際し、これまで店舗を利用していた顧客に向けて、担当スタイリストの今後の勤務先や施術再開に関する案内を公式サイトに掲載した。

10月16日以降、スタッフがそれぞれ新たな場所で活動することを説明し、SNSや公式LINEなどを通じた連絡手段を案内している。

ただし、これは美容師個人の活動や顧客対応に関する情報であり、破産したMICROが美容室事業を継続していることを意味するものではない。

従来の店舗が別法人や個人事業者によって承継されたかどうか、店舗名や設備の使用が継続しているかについては、確認できていない。

今後、以前と同じ場所や同じ店舗名で美容サービスが提供される場合でも、その営業主体が破産した株式会社MICROと同一であるとは限らない。

甲府地裁が破産開始決定、2027年1月に報告集会

MICROは2026年10月16日午後3時、甲府地裁から破産手続き開始決定を受けた。

事件番号は令和8年(フ)第310号。破産管財人には近藤徹弁護士が選任されている。

財産状況報告集会、廃止意見聴取、計算報告などの期日は、2027年1月13日午後3時30分に指定されている。

同社の破産については10月28日付の官報に公告が掲載された。負債総額はその後の報道により2億円弱の見込みと判明したが、債権者数や最終的な負債額は確認できていない。

株式会社MICROの会社概要

法人名 株式会社MICRO(マイクロ)
所在地 山梨県甲州市
法人番号 1090001009411
主要事業 美容室運営
店舗規模 9店舗(公式サイト掲載の美容室)
展開地域 山梨県、愛知県、神奈川県、新潟県
各サロン営業終了 2026年10月15日
破産手続き開始決定 2026年10月16日
裁判所 甲府地方裁判所
事件番号 令和8年(フ)第310号
破産管財人 近藤徹弁護士
財産状況報告集会など 2027年1月13日午後3時30分
負債額 2億円弱の見込み

※負債額は報道時点の見込み額です。店舗数は同社公式サイトに掲載された美容室の数であり、個々の店舗の事業承継状況は確認できていません。

関連記事:【山梨】美容室運営のMICROが破産 山梨・名古屋・鎌倉・新潟に展開、各サロンが10月15日営業終了

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