アイコン 死亡多数・菌汚染のオーストラリア産メロン日本輸入 潜伏期間90日 リステリア菌

 

 

妊婦・乳幼児、高齢者や白血病患者など免疫抵抗力が弱い人は特に注意。
WHO(世界保健機関)は、オーストラリアでリステリア菌に汚染されたメロンが、日本やシンガポールなど、9ヶ国と地域に輸出されていたことがわかったと発表した。

オーストラリアでは、今年1月から4月にかけ、リステリア菌に汚染されたメロンで食中毒が起き、19人が感染し、7人が死亡している。オーストラリアでは、汚染されたメロンは、2月に回収されている。
WHOは、輸出の際の洗浄作業によって、菌が残っているおそれは低いとしている。

リステリア菌は、潜伏期間が最長で90日間あり、WHOは、高齢者や妊婦は特に注意するよう呼びかけている。
以上、報道参照

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リステリア (Listeria) ・・・ウィキペディアより
グラム陽性桿菌のリステリア属に属する真正細菌の総称。
リステリア属には10種が含まれるが、このうち、基準種であるリステリア・モノサイトゲネスにはヒトに対する病原性があり、医学分野では特にこの菌種のことを指す。
リステリア・モノサイトゲネスは、食肉や乳製品、野菜などにも存在し、これらを介して経口的にヒトに感染することがある。加工により二次汚染で汚染率が高まることでも知られている。

食品媒介感染症であるが、細菌性食中毒にある典型的な急性胃腸炎症状は通常示さないことが特徴である。
潜伏期間は平均すると数十時間とされているが、患者の健康状態、摂取菌量、菌株の種類の違いにより発症するまでの期間は大きく左右されると考えられるため、その幅は数時間から概ね3週間と長く、最長90日とされる。
健常者が発病することはまれだが、
(1) 加齢や他の疾患などで免疫力が低下している人、
(2) 妊婦、に感染した場合には、重篤な疾患となることがあり、リステリア症と呼ばれる

38~39℃の発熱、「頭痛」「悪寒」「嘔吐」などの症状がおきる。
重症になると脳脊髄膜炎をおこし、意識障害や痙攣を起こすこともある。臨床的には髄膜炎も敗血症も、一般的な細菌感染によるものと鑑別が困難であり、髄液の検査所見にも特徴的なことがない。従って、患者の髄液、血液および臓器などからリステリア・モノサイトゲネスを検出することが診断確定のために必須である。リステリア・モノサイトゲネスであるかどうかは培養による確認が必要。

免疫力が低下している人でのケースは、乳幼児、高齢者や白血病患者などの成人で見られ、本菌に汚染された食物を摂食した後に髄膜炎や敗血症を発症する。

妊婦のケースは周産期リステリア症と呼ばれる。母体自体での症状は軽いことが多いが、感染した母体から胎盤を介して胎児に感染(経胎盤感染、垂直感染の一種)して、早産、流死産や胎児敗血症、また新生児髄膜炎や新生児敗血症の原因になる。

治療には、抗生物質が使用される。

リステリア菌は、食物の味や匂いを変えない。−4℃でもゆっくりと増殖可能であるが、−18℃では増殖しない。そのため冷蔵庫保管では菌は増殖する。
リステリア菌は熱に弱く、食品衛生法に規定された条件で不活化すれば、十分に安全性が確保される。
以上、
生もののメロンの輸入の際、日本はどういった洗浄駆除が用いられているかは不知。消毒でも塩素系には強いとされている。
リストリア菌は普通に存在する菌、その数が繁殖し急増して人体に影響を及ぼす。
フェノール系殺菌剤が有用のようだが・・・。

問題は、WHOが発表し、死者まで出ているオーストラリア政府が発表・日本へ通知していないこと。検査機関がないことはありえず、農産物の輸出国として、こうした情報を隠蔽していた可能性が高い。
TPPでは日本以外農産主力国であり、加盟の世界各国から遺伝子操作作物などが大量に輸入される。
日本は検疫機関の強化など求められるが、TPPに支障が出るため、予算も渋ったまま特に強化される見通しもない。個々が注意する必要がある。
遺伝子操作作物は今でも大量に輸入されているが、本場のアメリカでは食料用小麦だけ、遺伝子操作種子による生産物を認めていない。どうしてだろうか・・・。

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[ 2018年4月10日 ]

 

 

 

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