アイコン 米中貿易戦争は開始済み 中国・大豆輸入▲14%減 4月中国世界貿易拡大

 

 

米中の貿易摩擦を巡り、中国が米国産大豆に報復の照準を絞っている。
8日発表の2018年4月の貿易統計によると、大豆の輸入は2月から3ヶ月連続で前年同月の水準を下回った。
米トランプ米の票田である農業州に打撃を与える狙いがある。ただ、大豆の輸入削減は食品インフレを招きかねないもろ刃の剣ともなる。
4月の大豆の輸入量は前年同月比14%減の692万トン、輸入額は同13%減の30億ドルだった。

しかも、その輸入にはすでに大量にブラジル(生産量は米国に次第2位、輸出量は圧倒的に第1位)から購入している。
米国での中国の購入減を埋めているのが欧州勢や凶作のアルゼンチンであるが、単に米国産の価格が安くなったためで、今ではそうした買い付けで米国産大豆価格は元の価格に戻っている。しかし、このままでは独裁国の中国の買い付けは減少し続け、アルゼンチン(自国消費も大きいが生産量は第3位)では収穫も始まっており、米国では中国の買付減が効いてくる。

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米国は中国に対し貿易制裁を行いながら、対米貿易黒字減らしに米国産を中国はもっと買えと相反する要求を平気で行っている。
独裁国と選挙で4年ごとに洗礼を受ける米国とでは戦いにならない。
結果は、双方とも疲弊するだけ。
4日、中国へムニューシン財務長官が出向き劉鶴副首相(習近平の経済ブレーン)と協議、すでに鉄鋼・アルミで米国から制裁を受け、報復している中国との溝は埋まらなかったが、今後との協議を続けることで合意している。
どっかで和解するだろうが、すべてトランプの気分しだいとなる。

<4月の中国の貿易収支、対米では・・・>
中国税関総署が発表した4月の貿易統計によると、輸出は前年比12.9%増加し、予想外のマイナスとなった3月からプラスに転じた。輸入は21.5%増加した。米中間の貿易摩擦懸念が高まっているものの、輸出と輸入は共にアナリスト予想以上に拡大した。
4月の貿易収支は287億8000万ドルの黒字だった。3月は輸出が▲2.7%減、輸入が14.4%増だった。

対米貿易では、対米貿易黒字が221億9000万ドルとなり、3月(154億3000万ドル)から拡大した。
(大豆の輸入などブラジルに切り替え、対米黒字が大きくなるのは当然、5月も大豆のほか、個別制裁を受けているZTEの米国製半導体も輸入ができず、黒字額は拡大する一方となる。)
 

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[ 2018年5月 8日 ]

 

 

 

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