アイコン 5月の米自動車販売台数 SUV&P/Uトラック絶好調

 

 

米自動車販売は今年も減少が見込まれているが、これまでのところ、経済が順調に前進する中で消費者は自動車のショールームに足を運んでいるようだ。

雇用の回復やトランプ大統領による減税措置が寄与し、新車に対する強い需要は続いている。
5月はほぼ全てのメーカーで販売台数が市場予想を上回り、一部は販売が増加した。特にフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は11%増と大きく伸びた。
ガソリン価格や金利が上昇する中でも、利幅の大きいスポーツタイプ多目的車(SUV)やピックアップトラックが好調だった。

米経済は、多くのセクターで活動が上向き始めており、雇用増加と賃金の控えめな伸びという「スイートスポット」が寄与している。フォード・モーターは市場の予想外に増加。売れ筋のピックアップ「Fシリーズ」の販売台数は、5月としては過去18年で最高となった。

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FCAは「ジープ」ブランドが29%増となり、全体でも市場予想を上回る伸びとなった。
日本勢も日産の「ローグ」、ホンダの「CR-V」、トヨタの「ハイランダー」が好調で市場予想を上回った。

調査会社オートデータが発表したところによると、業界全体の販売台数は季節調整済み年換算で1691万台となった。予想は1670万台。
以上、ブルームバーグ参照

今後、トランプ変数が消費に現実化してくる。米国の鉄鋼価格は232条制裁により高騰しており、機械や建設などに徐々に影響してくる。中国に対する301条制裁はトランプの感情を害し、和解合意が破棄され、再度制裁を発表している。

301条制裁では2千億ドル他伊部貿易黒字を削減するよう中国側に迫っている。
しかし、米国も糞切りが悪く、まだ米ロス商務長官が6月2日訪中し、中国側と交渉している。前回合意では、中国が米製品を巨額購入と抽象的表現だったが、今回は具体的な量などを確認するものと見られている。
 もしも、301条制裁が実施されれば、報復合戦になり、互いが制裁する額が500億ドルから1000億ドルになり、1500億ドルとなる。中国から輸入している雑貨類が大幅に値上がり必至、消費者の財布を直撃し、特に米国の農産物は行き場を失う。
232条制裁鉄鋼関税では、EUも報復を具体的に検討している。

いずれにしろ、輸入品価格が値上がりし、米国産品が過度に上昇、輸出している米国産品の農産物や蒸留酒などに大きな影響を受ける(共和党支持基盤地の農産物)。
 米トランプは、中間選挙で下院で負けても上院で勝つ方法を選択し、貿易交渉で影響を受ける農産物の産地を支持基盤のする上院議員の選挙区を対象に、補助金漬けにする予定だともされている。
いずれにしろ、トランプの貿易制裁問題で中国を制裁した場合、その影響は消費者を直撃する。所得減税ながら、すでにガソリン・軽油価格は上がり、金利も上がっている。米中間選挙は11月6日、そのころには中国製品の値上げラッシュ、消費者が悲鳴を上げていることだろう。
これまでの低金利、欧州経済の回復(米国からの輸出増)、法人税・所得税の減税などによる企業業績の好調を受け、また、不法移民摘発送還も始まっており、雇用も逼迫、「スイートスポット」の時期も終止符が打たれる可能性が高い。

米自動車販売は、すでにピークアウトしており、輸入車に関税をかければ、高く販売せざるを得なく売れなくなるか、米国産自動車も高く販売され、消費者は高く買わされることになる。
売れなくなれば、米国内で輸入車の業務や販売に従事している人たちの雇用不安も生じる。

米トランプは、とんでもない選挙時の公約を実行しているにすぎなく、それはゲーム、貿易相手国と楽しんでいる。
 

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[ 2018年6月 4日 ]

 

 

 

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