アイコン 不正排ガス アウディのシュタドラー会長を逮捕/ドイツ検察

 

 

ドイツ検察当局は18日、同国の自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題、いわゆる「ディーゼルゲート」事件に関連し、傘下の高級車部門アウディ(Audi)のルパート・シュタドラー会長を逮捕したと発表した。
 ミュンヘン検察当局は先週、不正ソフトを搭載したディーゼル車が欧州内で販売されることに関連した詐欺と文書偽造の疑いでシュタドラー氏の自宅を捜索。その1週間後に逮捕されるという劇的な展開となった。
 検察側は、同氏の逮捕は「証拠隠蔽の恐れ」を根拠に正当化されると説明した。

 VWは2015年、排ガス検査を欺くことを狙った「ディフィートデバイス(無効化装置)」を、世界全体で計1100万台におよぶ車両に搭載したことを認めた。
これに端を発したこの「ディーゼルゲート事件」をめぐる逮捕者の中で、シュタドラー会長は最高クラスの地位にある。
以上、AFP参照

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<EGRとSCRの不正>
VWはすでに「ディーゼルゲート事件」で3兆円以上の費用を要しており、うち2兆円あまりは米国での支払いとなっている。

ドイツでは保障をしているが、ほかの国では認定検査の条項で保障契約に言及しておらず、リコールで済まそうとしているが、世界中でまだ多くの裁判を抱えている。

VWグループの排ガス問題は、これまでの有毒排ガスをエンジンで再燃焼させ、有毒ガスをていげんさせる排ガス再燃焼装置=EGRの不正停止問題と、その後に、有害物質除去の尿疎SOR触媒装置の機能なし問題が表面化していた。機能させないことで、補充が必要な尿疎水を入れるタンクまで、見掛け倒しの小さなタンクを設置し、おまけに車両の軽量化に貢献させていた。

手口は不正プログラム、機能を停止させていたものだが、発覚していたものはEGRのみ、当局は、SCRまで追求しだしたら、キリがないことから、EGRのみの追求にとどめているようだ。

その根本問題は、EGRを機能させたら、エンジンが焼きつく怖れがあるため、エンジンルームが一定温度(メーカー任せの設定温度)になれば、停止させてもよいとするユーロ基準の裏基準がユーロ当局から、メーカーに対して許可されていたことが問題。
日産キャシュカイ(ディーゼル車)はエンジンルーム温度の設定を35℃に設定しており、年から年中ほとんどEGRを機能させず、二酸化炭素や有毒排ガスを地球上に撒き散らしていたことになる。

また、ほかのほとんどの乗用タイプのディーゼル車も48℃前後に設定しており、春から夏にはエンジンルーム温度は炎天下、動かさなくともそれ以上に上昇、これまた二酸化炭素や有毒排ガスを地球上に撒き散らしていた。
厳しい車両環境基準で知られるユーロ基準の実態は、当局自身がデタラメの限りを尽くし、消費者向けと企業向けの2重基準を設けていたことになる。

罰せられるのは、不正プログラムを搭載した自動車メーカーもそうであろうが、ユーロ裏基準を策定した当局がもっとも重い罰に処せられるべきではなかろうか。
先般はVWグループとは異なるダイムラーも当局から、不正プログラム搭載により、77万台超の車両のリコール命令を受けている。
欧州は環境の先進国、しかし、それは消費者向けであり、企業に対しては産業優先策により裏基準が設けられているようだ。

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[ 2018年6月19日 ]

 

 

 

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