イージス艦「あたご」弾道ミサイル撃墜実験に成功 6隻中5隻「SM3」化
防衛省は12日、海上自衛隊のイージス艦「あたご」が米ハワイ沖で弾道ミサイルの迎撃ミサイル「SM3」の発射実験を行い、迎撃に成功したと発表した。
弾道ミサイル防衛(BMD/ballistic missile defence)能力を備えた海自のイージス艦は、現状、6隻中5隻になった。
米国防総省ミサイル防衛局(MDA)のグリーブズ局長は、地域に広がる脅威の払拭に向け、日本の将来の防衛能力への信頼が増したとした上で「日本のミサイル防衛能力向上のため、米国は日本政府への支援にコミットする」と述べた。
以上、ロイター参照
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イージス艦は、フェーズドアレイレーダーと高度な情報処理・射撃指揮システムにより、200を超える目標を追尾し、その中の10個以上の目標(従来のターター・システム搭載艦は2~3目標)を同時攻撃する能力を持つ。
日本の戦力は米軍と連携しており、日本のシステムを米軍は共有している。米軍が保持し、共有していないシステムは米軍から必要に応じて情報提供(日本にあるXバンドレーダーや各種情報収集スパイ機、スパイ衛星情報など)されている。
そのためにも情報共有できる米軍製兵器を米政府の言い値で購入する必要がある。
海上自衛隊のイージス艦は、器は日本が造っても超高価なイージスシステムは米軍から導入している。日本のイージス艦は順次SM3搭載型に切り替えてきている。
イージス艦 こんごう型スペック等
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基準排水量
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7250t
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馬力
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100000PS
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エンジン
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ガスタービン4基2軸
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乗員
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約300人
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速力
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30kt
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主要寸法
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長 161×幅21×深12×喫水6.2m
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主要兵装
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イージス装置一式
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VLS装置一式
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高性能20mm機関砲×2
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SSM装置一式
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54口径127mm連射砲
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3連装短魚雷発射管×2
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電波探知妨害装置一式
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対潜情報処理装置一式
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日本のイージス艦隊
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護衛艦こんごう/DDG-173
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ハープーンSSM 4連装発射機 2基
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護衛艦きりしま/DDG-174
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ハープーンSSM 4連装発射機 2基
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護衛艦みょうこう/DDG-175
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ハープーンSSM 4連装発射機 2基
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護衛艦ちょうかい/DDG-176
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ハープーンSSM 4連装発射機 2基
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護衛艦あたご/DDG-177
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ハープーンSSM 4連装発射機 2基
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護衛艦あしがら/DDG-178
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未搭載
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↓「こんごう」の発射実験


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[ 2018年9月13日 ]