アイコン 米国 韓国軍へ「P─8A」「PACミサイル」計26億ドルで売却へ

 

 

米国防総省は13日、国務省が韓国に対する総額26億ドルの軍事物資の販売を承認したことを明らかにした。
米航空機大手ボーイングの潜水艦哨戒機「P─8Aポセイドン」6機のほか、地対空誘導弾パトリオットミサイル64基が含まれる。

国防安全保障協力局(DSCA)によると、ポセイドン機の総額は最大21億ドル(1機当たり3億5000万ドル)、パトリオットミサイルの総額は5億0100万ドル(1発当たり783万ドル)と見積もられている。

こうした軍事物資の韓国への販売は米議会に13日に報告された。DSCAは韓国のミサイル防衛能力が高まり、米国の国家安全上の目標が支援されるとしている。

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韓国では2002年から、韓国空軍のナイキ・ハーキュリーズの後継となる長距離地対空ミサイルを選定する韓国長距離地対空ミサイル計画(SAMX)を始めた。その中でPAC3が候補になったが、レイセオン社の提示した価格が2個大隊(48基)で3兆4,000億ウォン(約3400億円)という高額だったため断念した。
その後、2007年にドイツ空軍から余剰のPAC2の購入決定、中古のPAC2発射機48基とレーダーを購入し、レイセオン社によるシステム改良を経て、2008年から配備している。別途69発のPACミサイルも購入している。

ペトリオットミサイル発射システムはトレーラー移動式のシステムであり、1つの射撃単位はペトリオット発射中隊によって運用される射撃管制車輌、フェーズドアレイレーダー車輌、アンテナ車輌、情報調整車輌、無線中継車輌、複数のミサイル発射機トレーラー、電源車輌、再装填装置付運搬車輌、整備車輌という10台以上の車両により構成される。

しかし、最新のPAC3は保有せず、さらにTHAAD(射程200キロ)の配備は中国を刺激したくないとして南部に設置されたため、人口の半分占めるソウル都市圏を防衛はPAC2と国産迎撃ミサイルできていない。
文政権は、中国側に昨年10月末、THAADの追加配備はしないと言明、首都圏にはPAC2と国防科学研究所(ADD)が開発した純国産の迎撃ミサイル「天弓2=M−SAM(エムサム/射程40キロ」(自称:PAC3と性能同)が配備されている。長距離地対空ミサイル(L-SAM/射程60キロ)も開発中。
(敵対国との関係を異常値まで高め、周辺の同盟国に高い兵器を買わせ、一転して緊張状態を収束させるという武器商人のアメリカ合衆国。まさにゲームのようだ)

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[ 2018年9月14日 ]

 

 

 

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