アイコン 中国 貿易戦争に景気陰りか

 

 

中国国家統計局が30日発表した9月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.8と、前月比▲0.5ポイント低下した。2016年9月以来2年ぶりの低水準となった。

米国が7月以降に発動した500億ドルの追加関税で輸出企業の新規受注が落ち込み、生産を下押しする構図が鮮明になった。9月24日には2000億ドルの制裁関税も付加される。

調査対象24業種のうち、
増加は、医薬品、特殊機器、電気器具など高く計14業種、
縮小は、非鉄金属精錬、一般機器、木工、家具など

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生産指数と新受注指数は、生産指数は前月比0.3%増の53%、新受注指数は前月比0.2%増の52%と、需給は引き続き堅調な状態にとどまっているが、拡大は小幅に鈍化。

輸出と輸入は下落し続けている。

新輸出注文指数は前月比▲1.4%減の48%、輸入指数は同▲0.6%減の48.5%と下回り、前年同月の安値に落ち込んだ。国際貿易摩擦の継続的な問題が世界貿易に悪影響を及ぼしている。

<関税引き下げ第2弾>
中国財政省は30日、11月1日から関税を引き下げる1585品目のリストを公表した。建材や鋼材、金属加工や農業の機械類など工業品を中心としたのが特徴。
関税引き下げは今年7月の自動車などに続く措置で、平均関税率は2017年の9.8%から2018年は7.5%にまで下がる。
輸出企業が必要な原材料や設備を輸入しやすくし、貿易戦争による打撃を和らげる狙いがあると見られる。

 

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[ 2018年10月 1日 ]

 

 

 

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