アイコン LIXIL 伊ペルマ社売却断念 米CFIUSが中国企業への売却承認せず

 

 

LIXILは11月27日、Grandland Holdings Group Limited(広田控股/本社:広東省深セン市)と締結した、同社完全子会社のLIXILが保有するイタリアのビルサッシメーカーのPermasteelisa(ペルマスティリーザ/本社:イタリア)の発行済普通株式の100%を譲渡する契約を解除すると発表した。

昨年8月21日に譲渡の動きを開示したが、対米外国投資委員会(CFIUS)より、LIXILとGrandlandが示した対応方法では承認できないとの通知を受けたことによるもの。
対策を検討したが、Grandlandとの契約を解除することにした。

規制当局からの必要な許認可を得ることを前提とする契約だったので、解除に伴う債務不履行責任は発生しない。
CFIUSは、米国政府の省庁間委員会であり、米国企業や事業への外国の直接投資の国家安全保障への影響を検討する。
以上、

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米中貿易戦争により、米企業による欧州企業の買収なども中国がなかなか認可を下ろさなかったりしている。認可を受けなければ、中国で事業を出来なく、こうした遅滞案件が多くなっている。

米政府は欧米の最先端技術企業の中国企業への売却を拒否しているが、ビルサッシメーカーの売却を不許可にするとは聞いたことがなく、そこまで米中貿易戦争が感情的にも荒れ狂っている表れと見られる。
逆に中国政府も欧米企業間の買収や合併・統合などにつき、許可を下ろさず、企業の経済活動が大きく損なわれるものになっている。

 

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[ 2018年11月28日 ]

 

 

 

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