アイコン 米GM 北米5工場と北米外2工場の計7工場生産停止 1.4万人一時解雇 トランプは・・・

 

 

GM 自動車完成3場と部品2工場及び北米外2工場を操業停止

米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は26日、2019年末までに、米国とカナダの計5工場の生産を停止する計画を発表した。さらに計画書では北米以外の2ヶ所も停止する。

大規模なリストラで2020年末までに60億ドル(約6800億円)を捻出し、電気自動車(EV)や完全自動運転車の開発に経営資源を振り向ける。
AP通信によると、販売低迷の一部セダン車の生産も停止する。北米全体で1万4700人が一時解雇される見通し。

生産を停止するのは、
カナダのオンタリオ州オシャワ、
米中西部デトロイト、
オハイオ州ウォーレンにある3つの完成車工場。
ほかに部品を生産する米国の2工場も生産を止める。
北米外の2工場も生産を停止する(国や工場名は明らかにされていない)。

GMは市場が堅調で、同社も体力がある間に、次世代自動車開発に向けて、計画を実行するとしている。(大義はそうであろうが、実態はそうではないはず・・・)

GMは自動車ローンなどの傘下金融会社の業績が好調で利益を大幅に押し上げている。
以上、ロイターやブルームバーグなど参照

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<一方、ゲームを楽しむトランプは・・・>GMに新工場造れと・・・
トランプ米大統領は26日、米ゼネラル・モーターズ(GM)が同日発表したリストラ計画について「快く思っていない」と述べ、メアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)に直接不満を伝えたことを明らかにし、国内に新工場の建設も要請したという。
雇用創出を公約に掲げるトランプは、特に自動車産業を重視しており、企業の経営判断に直接露骨に介入している。

米WSJ紙は26日、トランプがバーラCEOに対し、中国生産を止めてオハイオ州に工場を建設するよう提案したと報じた。(GMは2017年米国で300万台丁度、中国で406万台販売している。)
同州は2016年の大統領選で勝った激戦州で、2020年の次期大統領選でも再選を占うといわれる。
バーラCEOに「間違った人間とつきあっている」とも指摘したという。

(大統領は経済音痴の人がなるのだろうか・・・アメリカ合衆国と大韓民国)
いくら偉そうな米大統領だったとしても任期は最高8年、企業は永遠なり。

<GMのこれまでの経緯と経営環境、トランプの犠牲企業>
1、2009年に破綻している(財務体質は決して厚くない)。
リーマンショック後の2009年6月、GMは連邦倒産法第11章(日本の民事再生)の適用申請。負債額は1,728億ドル(約16兆円)。同時に米政府が60%、カナダ政府が12%の株式を保有、事実上の国有企業として再建へ。
2013年12月、米財務省は、これまで保有してきたGMの全株を市場で売却完了してGMの国有化を解消。

2、2014年、スイッチ接触切れの単純不良によるエンジン停止のリコール隠し問題で、1000億円あまり司法取引含め制裁を受けている(処理済)。

3、2017年、グローバル生産体制の見直しの一環で外国工場閉鎖及び、傘下の独オペルなど売却し欧州から撤退した影響(昨年実行し売却損前期処理終了済み)。

4、2018年、GMは韓国からも撤退したかったと思われるが、本体への影響が大きいことからか先送り。その代わり失業問題を抱えている韓国政府から郡山工場閉鎖に伴うリストラ費用+αを実質融資させ延命させた。しかし、その後も販売不振が続いている。
GMは今後とも韓国GMの経営が悪化し続ければ、撤退しやすいように、このたび、韓国GMから開発研究+デザイン部門という核心部分を分社化し独立させた。

5、トランプが仕掛けた対中貿易戦争、GMは中国で昨年406万台販売(商用車+輸入車+3社合弁GM分含む)しているが、現在不買運動にさらされ、中国での生産車だけで見ても1~10月は▲13%減の販売となっている。しかも、貿易制裁が本格化する5~10月では▲20.9%減と販売減が拡大している。

6、トランプが仕掛けた対中貿易戦争、GMが中国で生産している米国生産車用部品がトランプ関税で米国へ輸入する際、10%追加関税が課せられている。米国の工場生産車の原価コストを上昇させている。

7、トランプが仕掛けた対中貿易戦争、米国から中国へ輸出しているGM車など米自動車メーカー車は、中国ではほかの外車が以前の25%から15%の関税に引き下げられたが、米国産車は25%の関税で、競争力をなくしている。ほかの外国車は還元策として販売価格を引き下げている。

8、GMが米国から中国GM用に輸出している自動車部品も、中国で他国メーカーは15%の関税に引き下げられ原価コストを下げる中、米国製は25%の報復制裁関税がかけられ、GMなど米国勢の中国生産車の原価コストは下げることが出来ていない。

9、米中とも自動車販売台数が一昨年でピークアウトしており、昨年からインセンティブ販売競争激化により、米中の利益は大幅に損なわれている。特にアメリカではどこの大手自動車メーカーも営業利益率を大幅に落としている。

 

<本文>
GMの販売台数
GMの販売台数
米国勢の中国販売
 
GMの米国市場
米国系
 
販売台数
前年比
/万台
前年比
2012年
2,595,717
 
 
 
2013年
2,786,078
7.3%
222.15
22.6%
2014年
2,935,008
5.3%
252.55
13.7%
2015年
3,082,366
5.0%
259.57
2.8%
2016年
3,042,421
-1.3%
296.46
14.2%
2017年
2,999,605
-1.4%
303.95
2.5%
2018年1~10
2,405,891
-1.7%
206.41
-13.6%
・中国の数値は、米国系の数値、工場出荷台数で輸入車含まず、またGMの3社合弁車の台数含まず。(GMは17年に中国で406万台販売したと公表)米系車には、フォード+クライスラー分も含まる。
 


 

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[ 2018年11月27日 ]

 

 

 

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