アイコン 追報:松栄水産(鹿児島)/破産開始決定

 

 

既報。遠洋延縄漁業の松栄水産(有)(鹿児島県いちき串木野市浦和)は5月31日、鹿児島地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、鳥丸真人弁護士(電話099-225-0606)が選任されている。

負債額は約11億7千万円。

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同社は昭和28年創業の遠洋延縄漁の漁業者。マグロ延縄基地がある串木野港を母港として、インド洋、北大西洋、地中海を漁場に3隻のマグロ釣漁を行い、平成20年12月期には8億9千万円の売上高を計上していた。しかし、その後は、中国・韓国・台湾などがマグロ漁に参入し、一方で漁獲規制もあり、また、燃料価格も高騰し、平成24年期には5億8千万円まで売上高が落ち、同期までに5億円以上の累損を計上し債務超過が陥っていた。

平成26年10月、同社を含むいちき串木野市の遠洋延縄漁のマグロ漁業者4社が集約され、新会社設立、同社は新会社に事業譲渡し、平成27年7月には実質休眠状態となっていた。今般、諸手続きが完了し、負債を抱え、最終処理を行ったもの。

 
[ 2019年6月13日 ]

 

 

 

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