アイコン 15年公示価格 商業地7年ぶり下げ止まり 山野楽器銀座本店坪1億17百万円と大幅高

国土交通省が18日発表した2015年1月1日時点の公示地価は、全国の商業地が前年比0.0%と7年ぶりにマイナス圏を脱して下げ止まった。住宅地を含む全用途は▲0.3%下落したが、マイナス幅は5年連続で縮小した。

日銀の大規模緩和で資金調達がしやすくなり、都市部の商業地は企業や不動産投資信託(REIT)の取引が活発となっている。また、海外企業やファンドによる投資も多く東京を中心に大都市の地価を押し上げた。ただ、地方は下落が続いており二極化が鮮明となっている。

<上昇率トップは金沢市>
上昇が目立ったのは都市の商業地で、東京、名古屋、大阪の三大都市圏は上昇率が1.8%となった。札幌、仙台、広島、福岡の地方中枢都市も2.7%上昇した。
全国で最も上昇率が高かったのは北陸新幹線の開業で再開発が進む金沢市が17.1%上昇。
最高値地は9年連続で東京・銀座の「山野楽器銀座本店」(1平方メートルあたり3,380万円(坪約1億17百万円)で上昇率は14.2%だった。

 都道府県別では、商業地の第一位は東京都2.9%上昇、住宅地では福島県で2.9%上昇となった。

<地方は地方経済低迷と住宅投資減退>23年連続マイナス
2015年の公示地価は三大都市圏が2年連続で上昇したものの、地方圏は23年続けてマイナスとなった。
地方も下げ幅は縮小したが、企業の撤退などで経済活動が停滞する地域も少なくない。昨年4月の消費増税で住宅投資が落ち込んだことも地価回復にブレーキをかけた。

<住宅地の最高価格地は「パレロワイヤル六番町」>
全国の住宅地で最も高かったのは東京都千代田区の「六番町6番1外」で、同地には「パレロワイヤル六番町」というマンションが建っている。1平方メートル当たり315万円。上位10地点はいずれも東京都心部で、港区が6ヶ所、千代田区が4ヶ所だった。
三大都市圏の住宅地の1平方メートル当たりの平均価格を市区別で見ると、
東京圏の最高は千代田区で211万3千円。
大阪圏では大阪市中央区が46万円、
名古屋圏では名古屋市中区が43万9千円
でそれぞれでトップだった。
あなたの近くの公示価格は、当HPの左コーナーから国交省の公示価格の検索サイトに入れる。
 

[ 2015年3月19日 ]
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