アイコン 3月の首都圏のマンション市場動向/不動産経済研究所

◎発売▲4.0%減の4,457戸も神奈川県以外はいずれも増加。 ◎契約率は▲79.6%、平均価格は▲0.6%ダウンの5,186万円。

1、3月の発売は4,457戸、前年同月(4,641戸)比▲4.0%減、前月(2,598戸)比71.6%増。
2、地域別発売戸数は東京都区部1,946戸(全体比43.7%)、都下842戸(同18.9%)、神奈川県604戸(同13.6%)、埼玉県598戸(同13.4%)、千葉県467戸(同10.5%)となっている。東京都のシェアは62.6%。

3、契約率は、▲79.6%、前年同月比0.2ポイントダウン、前月比では5.1ポイントアップ。  ’15年2月74.5%、1月74.9%、’14年12月69.9%、

4、地域別契約率は、都区部78.8%、都下79.7%、神奈川県83.4%、埼玉県76.6%、千葉県82.2%。

5、1戸当り価格は、5,186万円、1m2当り単価は73.6万円。   前年同月比で戸当り29万円(▲0.6%)のダウン、m2単価は0.6万円(0.8%)アップしている。
6、地域別平均価格、1m2当り分譲単価は以下のとおり。東京都区部6,011万円、90.7万円(▲2.8%ダウン、▲1.1%ダウン)、
都下4,474万円、60.2万円(▲17.9%ダウン、▲15.2%ダウン)、
神奈川県4,854万円、66.2万円(4.0%アップ、1.7%アップ)、
埼玉県4,254万円、58.4万円(▲5.4%ダウン、▲2.5%ダウン)、
千葉県4,658万円、62.6万円(27.1%アップ、30.4%アップ)。

7、販売在庫数は、5,218戸、前月末比20戸の増加(’15年2月末5,198戸、’14年3月末3,828戸)。 

8、3月の超高層物件(20階以上)は12物件410戸(60.3%減)、契約率79.0%(前年同月21物件1,034戸、契約率68.7%)。

9、2015年4月の発売戸数は3,000戸の見込み(’14年4月2,473戸、’13年4月4,093戸、12年4月4,211戸)。
以上、

 都区部で価格がダウンしており、概して売れていないようだ。在庫も増加している。ただ、神奈川と千葉は販売価格も㎡単価も上昇している。
特に千葉県は大幅アップとなっている。利便性の高い戸数の多い高額物件でも販売されたのだろうか。
分譲マンションの建築着工戸数からすれば、1月と2月はが回復してきており、また契約率も2月より上昇していることから、今後供給も販売も上昇していくものと見られる。特に昨年は2月から8月にかけ、着工戸数が例年になく少なかった反動が、今年4月から中間層の所得も上がり、出てくるものと見られる。そうでなければ、日銀さんが願う物価上昇もまだまだ空振り三振状態が続くことになる。

首都圏の住宅着工戸数状況
 
総戸数
2014年
2015年
うち分譲マンション
2014
対前年
 
対前年
 
対前年
戸数
同月比
戸数
同月比
戸数
同月比
1
31,158
16.8
7,910
32.5
6,423
-18.8
2
25,787
1.1
5,676
-23.4
7,324
29.0
3
22,912
-3.1
3,507
-26.1
 
 
4
24,927
-9.1
3,098
-47.1
2015年1月総数
5
23,068
-20.8
3,742
-56.2
26,320
-15.5
6
24,931
-9.9
4,532
-9.1
2015年2月総数
7
25,387
-9.4
4,697
4.0
27,114
5.1
8
24,822
-15.8
4,940
-20.3
 
 
9
25,914
-10.6
6,023
-4.3
 
 
10
28,455
3.2
7,102
85.0
 
 
11
27,922
-7.9
4,632
-3.3
 
 
12
26,229
-10.4
5,087
4.2
 
 
合計
311,512
-6.6%
60,946
-10.4%
67,181
1.1%
 
[ 2015年4月16日 ]
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