アイコン 中科雲網科技集団/デフォルト

中国の飲食・インターネット企業、中科雲網科技集団(クラウド・ライブ・テクノロジー・グループ)は、資金不足で社債の元利払いができず、債務不履行(デフォルト)に陥ったことを明らかにした。
デ フォルトとなったのは4月7日に期日を迎えた社債4000万ドル(約47億円)相当。中国の上場企業が公募社債でデフォルトを起こしたのは2度目で、中国 の企業倒産法の有効性や、政府が国内投資家に多額の損失を負わせる意思があるかどうか再び注目される展開が予想される。
中科雲網科技は証券取引所への公告で、主要株主からの1億6140万元(2600万ドル)の調達と資産売却を試みたが、依然2億4060万元(約45億円)が不足していることを明らかにした。引き続き債務返済に向け資金調達努力を続けるという。

同社は「今回のデフォルトにつき、当該債券を保有するすべての方々に、当社として心よりおわびを申し上げる」と述べた。
同社は飲食業のほかIT関連事業も手掛けているが、食品とリサイクル事業の不振が響き2年連続で赤字に陥った。
同社の孟凱元会長をめぐっては、中国の証券規制当局がこれまでに、証券取引法違反の可能性を含め調査を行っている。
中国企業のデフォルトでは、2014年に上海超日太陽能科技が中国初の公募社債がデフォルトとなった。当初は、市場原理に基づく展開として歓迎する声が多かった。ただ最終的には債権者救済のため政府が介入している。
以上、ロイター参照

 

[ 2015年4月 8日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 
JCNET注目記事!
PR いま建設業界の求人が急増中、当サイトおすすめのワークポートが便利です。


PICK UP

↑トップへ