アイコン 戦後は終わったのか 抑留者死亡者名 後回しでやっと公表へ/厚労省

厚生労働省は、第2次世界大戦後に旧ソ連に抑留され、北朝鮮や旧満州(中国東北部)などで亡くなった日本人数千人分の名簿を近く公表する方針を固めた。
ロシア側から受け取った資料をもとに、これまで旧ソ連とモンゴルで死亡した約4万人分の名簿を公表しているが、それ以外の地域は初となる。
戦後70年を迎えてもなお十分情報がない遺族には、肉親の新たな手がかりになる可能性がある。
政府は1991年以降、ロシアなどから4万人を超す抑留死亡者名簿などの資料を入手。日本語に翻訳した上で、厚労省のウェブサイトで氏名や死亡時期、収容所名などを公表してきた。
しかし、北朝鮮や旧満州、南樺太などの収容所や病院で亡くなった人の資料も含まれていたが、作業を後回しにしていた。
今月初め、北朝鮮の収容所で死亡した869人の名簿の存在が判明。厚労省は、他の名簿も含め、提供されたすべての資料を明らかにする必要があると判断した。
重複分を含めて数千人分に上るという。
厚労省の推計によると、旧ソ連による抑留者は約57万5千人で、うち約5万5千人が旧ソ連(モンゴル含む)で死亡。約4万7千人が病気などで北朝鮮や旧満州に移送されたとみられる。
以上、報道参照

ソ連軍に満州国に開拓団などとして移民した民間人や軍人たちが捕虜となり、抑留され、過酷なシベリア鉄道建設に従事させられ、やっと帰国した人たちも多いが、極寒の中、食料も十分与えられず、肉体的に耐えられず、亡くなった人たちも多い。

そうした亡くなった人たちの名前が、ソ連側から名簿を提供されているにもかかわらず、戦後70年も過ぎようとしているのに、北朝鮮や満州などに送られ死亡した人たちの名前の確認作業を今になってやっと行うという。この国は何かおかし過ぎる。

また、天皇陛下が慰霊のため訪問された南洋諸島には、今だ太平洋戦争で放置されている遺骨などが山とあるという。
今の国会議員たちの多くは戦前を美化するような発言が多いが、こうした英霊たちに対してどう立ち向かうというのだろうか。単に末端の兵士たちだったから放置しているとでもいうのだろうか。DNP経済大国の日本は、こうした過去を放置したままとしている。今ではDNA鑑定で多くのことを判明させることができる世だ。

[ 2015年4月23日 ]
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