これに加えて購入するのは、２００機ある「Ｆ１５」戦闘機の一部後継機分。
関係者の１人は、日本の予算や米メーカーの生産能力を考慮すると、２５機前後の調達が現実的としている。

日本はＦ１５について、半分の１００機を改修して使い続けることを決めているが、改修不可能な１００機の扱いが焦点になっていた。

Ｆ３５Ａに置き換えた後の残り７０～８０機については、さらにＦ３５Ａを追加するのか、開発中の次世代戦闘機「心神」で代替するのか検討していく。

Ｆ３５Ａは、米国を中心に英国やイタリアなど９ヶ国が国際共同開発したステルス戦闘機。開発に加わらなかった日本は、自国の防衛産業が製造に参画できるよう、自衛隊向けの機体を国内で最終組み立てすることにしている。
しかし、その場合の調達価格は１機約１３０億円と、完成機を輸入するより数十億円規模で割高になるため、追加購入分については国内での組み立てをやめる案が浮上している。

さらに日本は、Ｆ３５のＢ型を調達することも検討している。
Ｆ３５Ｂは短距離滑走で離陸できるほか、垂直に着陸することが可能。
沖縄県の那覇基地が使えなくなった場合でも、離島の短い滑走路で運用できるＦ３５Ｂで南西諸島の制空権を失わないようにする。
広い甲板を備えた「いずも」型護衛艦を空母に甲板改修したり、強襲揚陸艦を建造して洋上で離発着することも想定している。

日本政府は「まだ明確な方針が決まっているわけではない。防衛省内でどのような戦闘機の態勢にしていくかは検討中」としている。
以上、ロイター

Ｆ３５Ａはステルス性には優れているものの、性能的には見劣りするとされる。

↓　次世代戦闘機「心神」こと「Ｘ－２」　国産率８０％。
国産５．５世代戦闘機「i3 FIGHTER」を視野に。
国の防衛を米国との貿易黒字問題に利用すべきではない。政治家の根性が汚い。
当然、同世代機の米軍機よりかなり安い価格で調達できるのが最低条件。