アイコン 韓国LG 日本エイボン化粧品買収

 

 

韓国の家電・電子製品大手のLGグループで、生活用品大手のLG生活健康は24日、同社傘下の銀座ステファニー化粧品が、化粧品・健康機能食品製造会社のエイボン・プロダクツ(新宿区)の全株式を約104億円で取得したと発表した。

エイボン・プロダクツは、米エイボンの日本支社として1968年に設立され、化粧品事業を行ってきた。株主は2016年にエイボングループから(株)キーストーン・パートナース傘下の投資事業有限責任組合に移行していた。
昨年の売上高は約100億円で、ランコムやエスティローダーなどのグローバルブランドよりも高い売上高を記録している。

LG生活健康は、2012年に化粧品の製造・販売会社「銀座ステファニー化粧品」、2013年に機能性食品通販の「エバーライフ」を買収し、日本市場での事業基盤を固めてきている。

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LGの祖業は元々化粧品事業、LG生活健康は、日本の消費者が自国の化粧品ブランドを好む点や、流通企業との関係が重要視され、外国企業の参入障壁が高いという特性を考慮し、消費者と直接コミュニケーションできる通信販売市場にまず進出、クッションファンデーションなどの新製品を日本の大手テレビショッピングチャンネル、QVCジャパンで販売するなど事業領域を広げている。

LG生活健康は、日本の消費者の知名度が高い「エイボン」ブランドと約50年間培ってきた現地企業との関係を基に、日本国内での事業の障害要因を解消すれば既存事業に弾みがつくと期待している。
 また、LG生活健康の商品開発力と多彩な商品ラインアップを活用し、日本事業を強化する予定。
以上、

LGグループは、家電・電子製品・情報通信・液晶などのエレクロニクス事業や韓国最大手の総合化学事業を核に、祖業の化粧品事業のほか、医療分野や食品・生活用品分野などへM&Aを通じて事業領域を拡大し続けている。

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[ 2018年4月25日 ]

 

 

 

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