アイコン 福岡ニューオータニとの隣接地サンセルコビルやっと建て替えへ

 

 

福岡市中央区渡辺通の複合ビル「サンセルコ」の所有者で構成する「サンセルコ商業・業務棟管理組合法人」は、建て替え検討の推進を決議した。
開業から約40年が経過、建物は老朽化が進んでおり、近年の好調な不動産市況などを踏まえて、再開発に向けて動きだした。

近隣の福岡市中心の天神地区では東西を貫く明治通り沿いで再開発の計画が進んでいる。南北のメイン道路である渡辺通りの玄関口にニューオータニとともに位置する同ビルの建て替え検討する。住吉通りのサンセルコビル東側の柳橋連合市場地では、ジョイフルビルが建替中であり、さらに大京が240室のホテルを建設する予定となっている。

サンセルコは1979年開業。福岡市の市街地再開発事業の第1号として、商店街の跡地にホテルニューオータニ博多と一体で開発された。地下1階〜地上4階が商業フロア、地上5〜10階がオフィスフロアで延べ床面積は約3万2600平方メートル。商店主など107人が所有している。

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開発公社は、当ビルを分譲したため、なかなか再開発がまとまらず、地下商店街も閑古鳥が鳴き続けるばかりであった。やっとまとまったようだ。

組合法人の事務局であるサンセルコビル管理によると、オフィスの空室はほとんどないものの、商業部分は141区画のうち25区画が空いているという。
経営者が高齢化している店舗もあり、リニューアルが課題となっていた。
組合法人は2008年に建て替え検討を進める決議をしたが、リーマン・ショックによる景気悪化を受けて10年に凍結。今年6月の総会で再び決議した。
今後、採算性など具体的な検討を進める。

建物がつながっているホテルはニューオータニ九州(福岡市)が所有、運営している。組合法人は決議を受け、連携した再開発の検討を働き掛けている。
ホテル側は「現時点で再開発の計画はない。組合法人の議論の推移を見守りたい」としているという。
以上、報道参照

サンセルコは、地下鉄七隈線の渡辺通駅のそばに立地し、天神、博多の両エリアにも近い。
渡辺通り1丁目ビッグバン始まるか?
福岡市は、容積率の大幅緩和などによる再開発事業・天神ビッグバンでのビル建て替え促進策の期限を2024年としている。
 

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[ 2018年10月20日 ]

 

 

 

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