アイコン トランプ大統領 韓国の扱い オバマ大統領よりヘタクソ

 

 

オバマ2015年当時、温厚なオバマ大統領は、夏から秋にかけ、それまで習近席とハネムーン時代を築き上げ、中国寄りに傾倒してしまっていた朴大統領を圧迫、最後は呼び付け、「それでも同盟国なのか」と恫喝を入れ、大きな注射を打った。
それからというもの、朴大統領は、THAAD問題は配置に向け急速に動き出し、北朝鮮に対しても斬首作戦が実行されるような言動を繰り返した。2016年2月には、北朝鮮の弾道ミサイル実験に反発し開城工業団地の閉鎖も決定して引き上げさせた。その間の2015年12月には日韓政府間の慰安婦合意も実現させた。

ところが、トランプ大統領は、大統領就任早々から銭・金の問題しか韓国については発言せず、THAADの配備費用を払え、銭をもっと払わなければ韓国駐留米軍を撤退させるぞとか、何かにつけ銭・金。

韓国訪問では、最新兵器売却を大成功させ、その見返りに毒島エビを食わせられ、南北首脳会談に相乗りし、自らの人気取りに役立つと見るや、それ以降、韓国に対して何も言わなくなった。

北朝鮮問題を取り仕切るのは、力量なしのポンペオ国務長官、トランプ氏の腰巾着で、CIA長官から昇格させてもらいご満悦、外交交渉術0、北朝鮮へ何回行っても手ぶらで帰還するばかり。外交の番頭役を務めきれず、韓国からも相手にされていない。

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韓国の動きに、トランプ氏は「韓国はアメリカの承認なしに(北朝鮮に対して)何も決定しない」と内政干渉のような発言するのが、何か精一杯に見えてしまう。

トランプを除くホワイトハウスの要人たちは、韓国文政権の北朝鮮に関する言動が、北朝鮮の要人の発言かと疑うような発言が繰り返され、それも過激になっていることに、驚きを隠さない。
米財務省が、直接、韓国の5大金融機関に連絡を入れ、北朝鮮関与の融資をしないよう警告したのも、その一環の表れだろう(関与した場合は米制裁の対象になり潰れるしかない)。

文大統領自らが、「終戦宣言」に前のめり、付随する「制裁緩和を北朝鮮の完全非核化の呼び水にしよう」と、中国・ロシアと同調し、自ら、欧州諸国を行脚し、制裁緩和の協力を公然と呼びかける始末。

北朝鮮問題を取り仕切るポンペオ国務長官は驚き、すでに韓国が、北朝鮮に対する国連制裁からの離脱を懸念し不安視している。
今般、両国で歯車を合わせるべく国務省主導で「ワーキンググループ」を発足させた。今後、当グループで北朝鮮に対する韓国の動きをすべてコントロールするというもの。
しかし、文大統領や側近の北朝鮮派がそんなグループにいちいちお伺いを立てるような者たちはいなく、ポンペオにしても、ただ、既成事実化させるため、形式的に作ったものと見られる。

文大統領も金正恩委員長も、トランプ大統領しか見ておらず、文大統領もトランプ大統領が直接何か言われない限り、これまでの動きを変更することなどない。
それが、大統領と一介の長官の違いであり、韓国側がアメリカ合衆国を軽く見ている証でもある。その原因はポンペオにすべてある。

トランプとしては、北朝鮮は20年秋の自らの大統領再任選挙に向け、まだ高い商品価値があり、ポンペオを相手にしない北朝鮮でもあり、そのコントロールを文大統領にすべてを委託している状態。
それを知り尽くした文大統領は、核完全廃棄のための「制裁緩和」先行論を国内外で説法し続けている。

トランプ大統領は、当時ブチ切れたオバマ大統領のように、韓国大統領を招聘し、アメリカの北朝鮮政策に連動するように直接指示、命令することなどしない。

結局、トランプにとって、アメリカ合衆国の安全=北朝鮮の核完全廃棄より、大統領再任が最重要課題であり、そのためには、韓国でも北朝鮮でも中国でも日本でも、核でもミサイルでも何でも利用するというもの。

トランプにしても、文大統領が制裁緩和先行論をいくら叫んでも、国連制裁で抑えており、米国の独自制裁も怖いはず、かつてにさせておけと自らは関与しない方針を貫いているようだ。

しかし、実際は、トランプが無関心でいられないほど、前のめりの文大統領でもある。韓国大統領府の高官が、9.19平壌宣言は、実質「終戦宣言」だと言うほど、軍事的にも早期警戒を後退させる多くの合意を行っている。それを完全に黙認したアメリカでもある。

経済的にも、米国が関与しなければ、国連制裁など無視して、京義線など各連結鉄道や道路の接続調査を、北朝鮮側に乗り込み実行していたものと見られる。

文大統領は、残り1ヶ月あまりしかない今年中に、金正恩委員長の韓国公式訪問を実現させることに奔走している。
ただ、金正恩が韓国へ訪問したからには、文大統領はサプライズやお土産を持たせる必要がある。
それは松茸やみかんではなく「終戦宣言」のサプライズと「制裁緩和」の手土産となろうか。

「終戦宣言」は当然、国連軍=米軍も当事者であるものの、第一段階で、2国間でできないことはない。段階的に当事者国間で「終戦宣言」を行えばよい。

こうして見ると、トランプは、韓国に対して、銭・金しか興味がなく、最新兵器を大量に買ってくれるありがたいお客さんの韓国だと位置づけしているのかもしれない。また、仲介役を文在寅に任せている以上、文大統領も大事するかぎり、北朝鮮も商品価値があり続ける。
実際、北朝鮮の核やミサイルも票になり、6.12米朝首脳会談では支持率も大きく上向いた。利用しない手はない。トランプにとって米国自身の安全保障など二の次のようだ。

これでは、オバマのように韓国に対して恫喝を入れられず、南北に対して、へっぴり腰のまま年を重ね、選挙を第一義に考えるあまり、トランプ自身が北朝鮮の核を容認するか、攻撃するか選択を迫られるかもしれなくなる。

トランプは、来年、1~3月に予想される米朝首脳会談では確実に「終戦宣言」を手土産に発する可能性もある。
・・・そんだけ・・・の人物のようだ。
以上、

トランプにとって、NATO加盟国との喧嘩や米中貿易戦争も、北朝鮮にしても、大統領を続けるにあたり、単なるゲームに過ぎない。
文大統領はそうしたトランプを見越して、それを最大限利用し、自らの政策をぶち抜き通している。それは日本に対する反日政策にも貫徹されている。

 

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[ 2018年11月22日 ]

 

 

 

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