アイコン ビーコンの危険性 福岡市全小児童に配布へ ストーカー、車両取り付け犯罪に

 

 

福岡市は、「ビーコン」と呼ばれる、位置情報を電波で発信する端末を市内のすべての小学校の児童に配付する見守り事業を、今秋から始めると高島市長が10日記者会見で明らかにした。
それによると、福岡市は、「ビーコン」と呼ばれる、位置情報を電波で発信する端末を市内すべての小学校の児童に配付する。

端末を持った児童は、公共施設やコンビニなどに設置された小型の基地局や、専用のアプリをダウンロードしたスマホを持った人の近くを通過すると、位置情報が記録され、保護者は、スマホのアプリで子どもの位置情報を確認することができる。

先月、川崎市でスクールバスを待っていた小学生らが包丁で刺され、20人が死傷した事件を受けて、各地の小学校も、子どもたちの登下校時などの見守りを強化しているが、福岡市によると、全市的な見守りシステムの導入は政令指定都市では初めてだという。福岡市は、この見守りシステムについて、今年10月ごろから校区ごとに順次、導入を始め、2年以内にすべての校区で導入を終えたい考え。

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高島市長は、「携帯電話が基地局と同じ役割を果たすので、市民の皆様にも協力をお願いしたい。高齢者の見守りへの活用も視野に入れて普及を進めていきたい」と話している。
以上、

痴呆の可能性のある高齢者に対して、当該の人を管理する人にビーコンを管理させることは有効だろうが・・・。
 小学生の誘拐事件が多発しているわけでもない。
企業が車両の運行管理に利用しているところもあるがまだ5万台の普及、このビーコン、使用方法しだいでは悪用される危険性が高い。
もしもストーカーや犯罪者が、相手の車両に取り付ければ、ストーカーや犯罪者は相手がどこにいるのかを常に監視できる。ヤクザが警察の車両に取り付けたら、警察がヤクザに監視されることになる。

警察などが位置情報機器を犯罪容疑者の車両に取り付けたり、ヤク関係者の車両に取り付けたりしていたが、最高裁は裁判所の許可が必要だとの判例を確定させている。
新し物好きでマスコミに取り上げられることが大好きな高島市長、そうしたことも十分把握した上で、児童の父兄の賛同を得てから導入すべきではなかろうか。
もしも、配布すれば、悪用されないようにその管理を徹底させ、紛失した場合は、紛失ビーコンの無効化が図れるビーコンを導入すべきではないだろうか。
子供の母親が夫の浮気を疑い、夫のバッグにビーコンを入れ込むこともありうる(その逆もある)。

川崎市の事件は、位置情報にまったく関係なく発生している。関係付ける方が強引過ぎる。

 

 
[ 2019年6月11日 ]

 

 

 

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