アイコン 旨味の削り節日本製など4種で1級発がん性物質 ベンゾピレン/韓国消費者院

 

 

日本から輸入された一部の薫製乾燥魚肉製品から、1級発がん物質であるベンゾピレンが基準値を超えて検出された。
 韓国消費者院は19日、インターネットと大型スーパーで販売されているかつお節など薫製乾燥魚肉加工食品20種類(販売上位基準)を調査した結果、四つの製品からベンゾピレンが基準値(1キログラム当たり10マイクログラム)の1.5倍から3倍以上検出されたと発表した。

薫製乾燥魚肉加工品は、魚肉を煙で燻して乾燥させて作るもので、日本料理の薬味やつゆのだしとして主に使われる。
ベンゾピレンは世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究所が指定した1級発がん物資で、欧州連合(EU)の許容基準値はわが国より2倍程度さらに厳格。
 消費者院の調査で摘発された製品は、カツオで作った干物1種類、粉末1種類、サバで作ったさば節1種類、ウルメイワシで作ったうるめ削り節1種類の計4種類。

このうち1種類は国産、3種類は日本で生産・輸入されたもの。

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日本の①OMAEZAKI FOODS(製造会社)製のさば厚削り(1キログラム当たり15.8マイクログラム)②同じくOMAEZAKI FOODS(製造会社)製のうるめ削り節(同20.7マイクログラム)、
日本の③HATANO SUSAN(製造会社)製のかつお粉末(同31.3マイクログラム)、
韓国のプガンカツオ製のプガンカツオ(同26.3マイクログラム)。

消費者院は、ベンゾピレンが超過して検出された製品について、製造・販売企業に対し自発的な回収、廃棄と販売中止、製品表示の改善を勧告し、企業はこれを受け入れることにした。

消費者院は「薫製乾燥魚肉加工品は、燻煙(不完全燃焼)を繰り返す過程でベンゾピレンだけでなくベンズアントラセンなど4種の多環芳香族炭化水素類(PAHs)が過剰に生成される可能性がある」と明らかにした。
多環芳香族炭化水素類は、タンパク質・脂肪などが多く含まれる食品を高温で加熱する際に発生するもので、各種のがんを誘発し、突然変異を引き起こすこともある。
このため、欧州連合などは食品中の多環芳香族炭化水素類4種の含有量を合わせて基準値を設定しているが、国内ではベンゾピレンだけ許容基準を定めている。
残りの3種類に対する基準はない。
消費者院の関係者は「食品の安全のためには、われわれも食品中の発がん物質の総合計を基準として考える必要がある」と話したという。
以上、韓国紙参照
旨味成分の削り節として持て囃され、世界に拡散させているが、一方で上記のようなリスクがあるようだ。
旨味を変えず、製造工程で有害物質が発生しない製法を考えるべきだ。それが進歩でもある。
日本はどうなっているのだろうか。
産業優先で何もしていないのだろう。
農水省や厚労省の担当部局は知りもしないのか、知って対応しないのか。

ベンゾ[a]ピレン(Benzo[a]pyrene)
5つのベンゼン環が結合した多環芳香族炭化水素(PAHs)で、化学式C20H12で表される。常温では淡黄色の板状または針状晶で、発癌性、変異原性、催奇形性が報告されており、国際がん研究機関(IARC)ではIARC発がん性リスク一覧で、アスベストと同様のグループ1(ヒトに対する発癌性が認められる)に分類している。
多環芳香族炭化水素の一つ、ベンゾ[a]ピレンは初めて発癌性が見つかったことで有名である。

アメリカ合衆国環境保護庁は7種
ベンズ[a]アントラセン、
ベンゾ[a]ピレン、
ベンゾ[b]フルオランテン、
ベンゾ[k]フルオランテン、
クリセン、
ジベンズ[a,h]アントラセン、
インデノ[1,2,3-cd]ピレン)
の多環芳香族炭化水素を発癌性物質に分類している。

発癌性、変異原、催奇形物質であることが知られているものには、
ベンズ[a]アントラセン、
クリセン、
ベンゾ[b]フルオランテン、
ベンゾ[j]フルオランテン、
ベンゾ[k]フルオランテン、
ベンゾ[a]ピレン、
ベンゾ[ghi]ペリレン、
コロネン、
ジベンズ[a,h]アントラセン、
インデノ[1,2,3-cd]ピレン、
オバレンがある。

 
[ 2019年7月19日 ]

 

 

 

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