アイコン 新コロナ、11月重症患者数倍増323人 死者208人 感染者3倍増 各種分析


感染検査数も増やさず防疫対策なきGoToキャンペーン、季節も感染リスクが高くなる低温・乾季に入り、11月に入り感染者が急増している。感染者数は10月最終週と今月21日までの第3週の発生数は3倍に増加、連れて重症者も急増して10月末より11月21日には倍増の323人となっており、それも第1週の増加数は36人、第2週は47人、第3週は80人と急増している。過去重症患者数が一番多かったのは5月1日の328人だったが、11月22日には超過しているものと見られる(厚労省の発表は翌日になる)。

死亡者数も第1週は46人、第2週は71人、第3週は91人とこれまた急上昇している。

感染者数の急増を受けてのものだが、重症者数は感染判明から1週間後くらいから増加し出し、死亡者は感染判明の2~3週間後から増加することを考慮すれば、11月18日から2000人台の発生が続いており、今後重症者や死亡者は急増してくるものと見られる。

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感染検査数

感染者数が増加していることから、連れて濃厚接触者や感染を疑う人も多くなり医者の診断により感染検査を受ける人たちも急増している。また豊洲市場では100人以上の感染者が出ても封鎖もせず食の安全は大丈夫かいなと思われるが(ずるがしこい小池都知事はクラスターにも指定していない)、市場関係者4~5000人の全員検査に入っており、感染検査数も11月21日初めて4万件台(11月21日現在の検査キャパは8万4585件/厚労省)に達している。

感染検査数のキャパがありながら、これまで感染検査数を押さえ込んできたのはすべて行政の怠慢であり、感染拡大を防疫する唯一の方法である感染検査増を図らないまま、一方で、人-人接触増により感染リスクが高くなるGoToキャンペーン実施により、結果、感染者数を急拡大させている。

国民も行政の金券ばら撒きに浮かれ、ここまで感染が急拡大しているにもかかわらず、21日からの連休は紅葉の行楽地、都心の繁華街は人盛り、大感染地帯でもそうであり、国民はすでに新コロナの恐ろしさを忘れてしまっている。マスクをしていれば大丈夫というものではない。感染リスクを少しは減らそうが、効果は限られている。感染者だった場合、マスクには飛まつを遠くへ飛ばさない効果はある。

低温・乾季で新コロナウイルスの寿命は長くなっており、接触感染も懸念され、手洗い・アルコール消毒が欠かせなくなっている。人と接触しなかければ感染しない。そのためにもソーシャルディステンスも大事だ。

<報非公開>

特に東京や大阪・愛知はクラスターの発生を発表しなくなった。

感染拡大、コロナウイルスのお任せコースなのか、公的病院など以外はクラスターの情報発信をしなくなった。これでは市民や都民はどこで注意したらよいかわからず、感染リスクを拡大させるばかりだ。

クラスターが発生すれば、可能な限り情報提供し、報道により関係者に周知するとともに、地域の住民に注意喚起する必要があろうが、まったくそうした考えは国にも地方にもないようだ(ビッグ3の自治体を除き開示している)。

首都圏でも東京都以外はよく開示している。

東京は政府に責任を擦り付ける方向にあり、名古屋は市長が新コロナそっち退けでリコールで汗をかき、大阪は都構想選挙の後遺症で新コロナどころではないないようだ。

<リーダーもいなければ一元管理ソフト運用もまだ>

厚労省は5月10日から、新コロナの情報を一元管理するためのソフトを開発し運用を開始している。各自治体に運用させるべく指導もしていたが、いまだ、厚労省の日々の新コロナ感染数値は、NHK等の数値と異なり、各自治体が時間によりHPで報告するのをまだ画面を閲覧して数値を取得しているようだ。

膨大な費用をかけ作成した一元管理用のソフトウェア、どこのソフト会社が作成したのか知らないが、厚労省はもう運用を止めたのか、運用しているかはっきりしない。

東京都は、感染検査数は3日遅れの分を報告している。それも陰性検査数も含んでいるという。新規者に対してどれほど検査しているのかもいまだ不明のままだ。

これは新コロナに対する防疫体制の国のリーダーがいないことにすべて原因がある。

それらしき人は第2四半期のGDPの説明していた人のようだが、ズブズブの素人、専門家が国のリーダーでないことから、新コロナ事態が政治的に運用されている。。スピード感もクソもない。

 

月別感染状況


スクロール→

新コロナ 月別発生状況

 

感染者数

感染死

2020

月間

累計

日平均

月別

1月

12

12

0

0

2月

244

256

0

11

3月

1,978

2,234

64

322

4月

12,187

14,421

406

124

5月

2,477

16,898

80

441

6月

1,865

18,763

62

76

7月

17,651

36,414

569

39

8月

32,130

68,544

1,036

287

9月

15,194

83,738

506

275

10月

17,744

101,482

572

195

11/21日迄

29,469

130,951

1,403

223

 


スクロール→

日別、感染者、重症者、死亡者数

厚労省版

 

感染者

重症者

死亡者

 

発生数

現在

増減

累計

発生

4,748

160

1

 

55

111

614

163

3

1,774

8

112

490

163

0

1,780

6

113

872

165

2

1,786

6

114

619

183

18

1,794

8

115

1,054

189

6

1,806

12

116

1,145

194

5

1,809

3

117

1,329

196

2

1,812

3

6,123

 

36

 

46

118

957

204

8

1,818

6

119

781

208

4

1,829

11

1110

1,282

204

-4

1,841

12

1111

1,546

226

22

1,851

10

1112

1,649

231

5

1,867

16

1113

1,710

234

3

1,880

13

1114

1,738

243

9

1,883

3

9,663

 

47

 

71

1115

1,435

251

8

1,885

2

1116

952

272

21

1,903

18

1117

1,694

276

4

1,913

10

1118

2,191

280

4

1,922

9

1119

2,397

291

11

1,943

21

1120

2,427

313

22

1,963

20

1121

2,528

323

10

1,974

11

13,624

 

80

 

91

累計

130,179

323

163

1,974

208

NHK

1122

2,168

 

 

1,988

7

累計

133,117

 

 

1,988

 

 

1121日までの8週間の週計>


スクロール→

週別の感染者数と死亡者数、現在重症者

厚労省版

 

感染数

重症者数

死亡者数

9/26迄の累計

49,108

現在数

1,545

9/2710/3

3,651

133

52

10/410/10

3,608

145

30

10/1110/17

3,707

145

43

10/1810/24

3,984

159

41

10/2510/31

4,748

160

55

11/111/7

6,123

196

46

11/811/14

9,663

243

71

11/1511/21

13,624

323

91

9/2711/21

49,108

 

429

累計数

130,179

 

1,974


現在重症者数=繰越数+発生数-中等症以上に改善者数-死亡数(厚労省は発生数と改善数を発表しておらず週末現在数を表記)

1124_03.jpg

1124_04.jpg

[ 2020年11月24日 ]

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