アイコン 検査数が少ない県と多い県 ワースト・ベスト10 圧倒的少なさ茨城と愛知 多い県は・・・


感染力が強い新型コロナウイルス感染症、国の感染症の防疫対策は感染者をまず隔離し、感染者から第3者に感染を拡げないようにするのが基本中の基本。
鳥インフルエンザも豚コレラも口蹄疫などのウイルス感染症対策はどれも基本は一緒。

陽性者一人当たりどれくらいの人をPCR検査しているのか単純に調べてみた。
陽性者一人当たりの検査数は、感染検査基準が異常に厳しかった5月25日の宣言前とその後、実際は5月27日まで分の感染者と検査数を、これまでそれぞれの累計数から差し引いて、同期間の感染者数と検査数で割って算出している(5月27日までの累計分と11月27日までの累計分はともに厚労省公表数値に基づく)。

ワースト1に輝いたのは茨城県、1月~5月27日(前)までは1陽性者あたり27人を検査していたが、感染検査基準が大幅に緩和された5月28日~11月27日(後)の間では9.3人しか検査していない。検査数が少なければ、陽性者の接触者を見つけ出さなかったことにも原因があり、しらべなかった感染者を介してウイルスが拡散し続け、結果、土浦市に行き着き集団感染を発生させてしまう結果を招いている。目先の感染者の増加に料飲食店への時短等の要請も必要だろうが、県は今後、大幅に検査数を増加させるべきではなかろうか。

天上天下唯我独尊県の愛知県は前19人から後は14.1人と逆に悪化している。新コロナ惨禍、リコールに興じるなど気が知れない。クラスターの情報公開も少なく唯我独尊市であり好きにするのだろう。市民はたまったものではないだろうが・・・。

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集団免疫論がとっくの昔に破綻した大阪は16.7から16.3と前後ほとんど変わっていない。感染拡大やベッド数の云々を述べるより、検査数を増やすべきではないだろうか。圧倒的に少ない。ワクチンを待っているようだが、それまでに何人亡くなるのだろうか。感染者の早期発見、早期隔離、早期隔離解除の循環が行き詰っている。

北海道は11.9人から18.3人まで増加しているが、元々検査数が少なすぎる。地方にあって中央の悪い例を真似ているのだろうか知事は。若いのだからもっと積極的になって欲しいものだ。同じ地方にあり福岡県並みの検査数は必要ではないだろうか。

感染拡大の神奈川県は、ランク外だがワースト11位の後22.3人、前の6.9人のときに神奈川方式を取り入れ、積極的に感染検査をするとみたが実際はそれほどではなかった。結果、そうした顛末があちこちでの集団感染発生にもなっているようだ。

 ワースト県は、濃厚接触者でも健康体だったら調べていない可能性すらある。濃厚接触者、接触者、アプリ該当者、医師から要請のほか、少しでも兆候があれば検査を受けるよう市民に対して積極的に呼びかけるべきではなかろうか。

ベスト1に輝いたのは鳥取県、濃厚接触者以外にも接触者や疑いのある人たちを積極的に検査しているようだ。結果、感染者数の少なさとして現れている。隣県の島根県も前45.8人、後46.9人と1陽性者あたりの検査数はかなり多いほうだが、感染者数は鳥取県より2.5倍多くなっている。
福島(後85.6人/累計490人)、栃木(後91.1人/607人)、群馬(31.8人/1,148人)は、1陽性者あたりの検査数が多い分、感染者数が少ないようだ。

モタロサの菅首相、グーグルAIによる11月26日時点の計算では、12月20日まで上昇し続け、同日には4300人台の感染者が出るといい、12月23日までの28日間に635人死亡するとシミュレートしている。感染者数は当28日間で84,184人、日平均で3,006人の感染者が発生、死亡者数は日平均22.7人となっている。
しかし、感染者のピークが12月20日だとしても、感染者は、重症・死亡に至るまでのタイムラグがあり、来年10日ごろまでピークの死亡者数が出ることになる。また、ピークが12月20日と仮定するのも難しい。
このままでは、新型コロナウイルスを人に媒介させないよう、正月休暇を政府分科会の進言どおり1月10日までにするしかないようだ。できるかな菅首相に・・・。

 


スクロール→

陽性者一人当たり検査数 ワースト10

 

 

陽性者検査数

累計感染者数

1

茨城

9.3

1,442

2

愛知

14.1

9,398

3

宮城

14.5

1,168

4

大阪

16.3

19,167

5

沖縄

17.0

4,169

6

宮崎

17.5

477

7

兵庫

18.0

5,211

8

北海道

18.3

8,022

9

熊本

20.6

999

10

東京

21.1

39,649

 


スクロール→

陽性者一人当たり検査数 ベスト10

 

 

陽性者検査数

累計感染者数

1

鳥取

272.4

58

2

香川

135.1

135

3

大分

116.7

255

4

山形

101.5

116

5

長崎

96.4

265

6

栃木

91.1

607

7

福島

85.6

490

8

新潟

73.6

326

9

福井

62.9

312

10

富山

61.3

453

 


スクロール→

陽性者一人当り検査数/厚労省版

 

1月~11/27

陽性者一人当り検査数

 

感染者数

 

検査数

陽性率

北海道

8,022

139,729

5.7%

17

青森

287

6,569

4.4%

23

岩手

179

8,810

2.0%

49

宮城

1,168

18,491

6.3%

16

秋田

89

3,500

2.5%

39

山形

116

7,409

1.6%

64

福島

490

39,101

1.3%

80

茨城

1,442

16,407

8.8%

11

栃木

607

52,980

1.1%

87

群馬

1,148

35,312

3.3%

31

埼玉

8,104

230,484

3.5%

28

千葉

6,751

160,899

4.2%

24

東京

39,649

743,888

5.3%

19

神奈川

12,112

249,352

4.9%

21

新潟

326

21,992

1.5%

67

富山

453

16,966

2.7%

37

石川

846

21,523

3.9%

25

福井

312

14,493

2.2%

46

山梨

336

13,459

2.5%

40

長野

670

30,587

2.2%

46

岐阜

1,014

32,891

3.1%

32

静岡

1,447

55,546

2.6%

38

愛知

9,398

135,512

6.9%

14

三重

797

19,848

4.0%

25

滋賀

773

27,121

2.9%

35

京都

2,585

64,192

4.0%

25

大阪

19,167

313,767

6.1%

16

兵庫

5,211

91,975

5.7%

18

奈良

1,087

31,912

3.4%

29

和歌山

428

12,996

3.3%

30

鳥取

58

16,298

0.4%

281

島根

145

6,772

2.1%

47

岡山

568

19,205

3.0%

34

広島

785

34,211

2.3%

44

山口

372

17,013

2.2%

46

徳島

181

7,779

2.3%

43

香川

135

16,584

0.8%

123

愛媛

296

6,776

4.4%

23

高知

149

3,747

4.0%

25

福岡

5,644

196,941

2.9%

35

佐賀

300

9,506

3.2%

32

長崎

265

26,604

1.0%

100

熊本

999

23,481

4.3%

24

大分

255

26,669

1.0%

105

宮崎

477

9,431

5.1%

20

鹿児島

607

27,152

2.2%

45

沖縄

4,169

71,380

5.8%

17

149

0

 

0

合 計

140,568

3,137,260

4.5%

22

 

[ 2020年11月30日 ]

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