日本全国に棲息するコキクガシラコウモリからも新型コロナウイルスに類似したウイルスが検出もされている。

日中の大きな違いは日本人はコウモリを食べないが、中国の一部の人たちはコウモリやヘビ、マーモットなど小動物を食することから、そうした市場などでの感染拡大が懸念されていた。今回、中国政府は国民に対してそうした小動物を「食べるな」と禁止令を発している。

武漢ウイルス研究所は、最高危険度のウイルスを扱うＰ４施設としてフランスの技術で建設されたが、完成する前にフランスの技術者たちは追い出され、当施設で何が研究されているか不明だが、在籍する石正麗女史はコウモリのコロナウイルスを研究する第一人者であり、その数々の論文からも武漢施設でコウモリが研究されていることは明らかとなっている。
当然、中国が隠蔽し続けた２００２年の中国発のＳＡＲＳコロナウイルスを克服するためと見られるが、新型コロナウイルスがどういう経路で、中国キクガシラコウモリが棲息する雲南省から千キロ以上離れた武漢で、そのウイルスが感染爆発したのかは不明のままだ。（コウモリは行動範囲は至って狭いが、日本ではコキクガシラコウモリが場所変えで４３キロの行動も観測されている）

中国は外来説を唱えようと必死、冷凍食品に付着していた、コンテナに付着していた、以前は米国で昨年流行したインフルエンザウイルスは新型のコロナウイルスだと言い出す高官まで出現する始末。東南アジア説、インド説など言いたい放題になっている。

こうした発生源にしてもＷＨＯは正確な発信をしていないことに大きな問題を抱えている。
発生源より、昨年１２月初めの感染の拡大期に医師たちの意見を封殺し緘口令をしき、ＷＨＯに通報しなかったことが最大の問題。それに１月８日時点で過小報告され、ヒト-ヒト感染はないとか、収束していると発信、それでいて１月２０日には習主席自らが新コロナの重大発表、１月２３日には武漢封鎖措置と、１月８日の中国の公表が如何に杜撰なものであったかを証明するものであった。

２０１９年１２月湖北省でインフルエンザが大流行、しかし、これまでのインフルエンザでは見られない数々の兆候が報告されていた事実が、湖北省保健当局の内部文書を入手した米ＣＮＮが最近、報じている（インフルエンザの大流行もＷＨＯの報告義務あり）。

ただ、コロナウイルス自体は、米国では昨夏から感染者が出ていたと最近の研究事例で報告されている。これは欧州でもそうした報告がなされている。
（中国からの観光客が押し寄せていた日本ではそうした報告も研究もなされておらず、インフルエンザもしくは風邪症状の検体を保存していないのだろう。おめでたい国）

中国政府が新型コロナウイルスをＷＨＯに報告したのは２０１９年１２月３１日。しかし、台湾は１２月２４日までに武漢で疫病が流行っていると報じていた。
２００２年中国を中心に感染拡大したＳＡＲＳコロナウイルスも、最初に新型のコロナウイルスと断定したのは台湾の科学者だった。中国は隠蔽していた。
ＷＨＯのおっさんはまだ事務局長をしている。

２０１５年韓国を震撼させた中東ＭＡＲＳコロナウイルスは、中東のヒトコブラクダを媒介し人に感染するとされるが、MERS-CoVそのものは、βコロナウイルスの２Ｃグループに属するタケコウモリコロナのウイルス(Bat-CoV HKU４)やアブラコウモリのウイルス(Bat-CoV HKU５)と近縁のウイルスとされている。

コロナウイルス〈Coronavirus〉）は、
ゲノムとしてリボ核酸 (RNA) をもつ一本鎖プラス鎖RNAウイルスで、哺乳類や鳥類に病気を引き起こすウイルスのグループの１つ。（一本鎖のウイルスは変異しやすいとされる）。
コロナウイルスはヒトに影響するものもいれば、影響しないものもいる。主に哺乳類と鳥類を併せ持つコウモリを媒介としているところが共通点のようだ。

日本の感染状況
重症者が減ったと思ったら死亡者が急増していた５月と６月。最近の感染者急拡大、日平均２０００人発生した場合、０．９％の確率で死亡者が発生、日々１８人が死亡する計算になり、このままの感染者数が続けば１２月は５５０人あまりが亡くなることになる。
さらに病院が対応できなくなれば、致死率は高まり、他の病気の人も死亡する確率が高くなってしまう。経済最優先の菅首相に日本国民はすべてを委ねており仕方ないことだろう。
現在の地方への感染拡大は、何れ高齢者施設をウイルスが攻撃することになり、致死率０．９％の確率はさらに高くかる可能性もある。
北海道旭川市の高齢者が多く入院している２つの病院の集団感染では合計で３３６人（１２月２日現在）が感染しており、重症患者扱いにもならず、すでに多くが亡くなってきている（北海道の重症者数の報告数値は杜撰？）。